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曇り時々雨、練馬・板橋の空は暗く沈んでいます。
『FPの家 H邸』
いよいよ、例のアレを試してみました。
こんな箱に入っています。
箱を空けると、こんな感じ。
釘?がロール状に連結されています。
こんな釘?です。
リユースネイルと言います。
簡単に言えば、『鉄砲でバンバン撃てて、電動ドライバーで簡単に抜ける釘(ビス)』なんです。
FPコーポレーションのオリジナル品です。
試験採用することにしました。
まずは、現場の様子からご報告します。
只今、1階床に『FPウレタン床パネル』を充填中。
表面には、先日噴霧した高濃度ホウ酸水溶液が結晶化していました。
これが、シロアリや腐朽菌による被害を大きく減らしてくれる訳です。
有難い有難い・・・。
だからこそ、粗雑に扱う訳にはいきません。
現場には、所々に銀色のパネルも充填されています。
このパネルは、以前のお住まいをリフォームした際に使ったFPパネルなんです。
11年前の硬質ウレタンフォームパネルです。
経年劣化の少ないパネルだからこそ、出来る再利用だと思います。
FPパネルって、結構値が張るのでコストダウンが図れます。
とかく製造時のエネルギー負荷が多いと言われる硬質ウレタンフォームですが、再利用出来れば環境にも優しいと思います。
土台~土台間の寸法とパネルの外寸には、わずか1mmの差しかありません。
木枠部分を掛矢で叩かなければ、充填する事は出来ないんです。
ドンドンドン!
辺りには、掛矢の音が響きます。
パネルを土台面まで叩き入れたら、木枠部分を土台に釘で留め付けます。
ここで登場するのが『リユースネイル』です。
ロール状の釘を鉄砲(釘打ち機)に装填し準備完了です。
いつもの釘打ち機を、そのまま流用出来るところが良いですね。
こんな感じに斜め打ちします。
玄翁を使っての手打ちは厳禁のようです。
腱鞘炎になるからでしょうね。
実際の釘打ちはこんな感じです。
バシュ!
バシュ!
といつもの釘打ちと変わりありません。
これなら、問題無さそうですね。
撃ち込んだ穴を覗くと、見えづらいですが釘頭が見えます。
良く見ると、釘の中心には四角い穴が開いています。
そう、この釘は一般的な十字穴では無いんです。
十字穴を四角穴に変えることにより、ビット欠け・穴つぶれ・ネジ倒れが少なくなり打ち込みが安定するそうです。
構造金物用のビス等、最近は増えてるんですよね。
試しに、ドライバーで抜いてみようと思いました。
「〇〇さん、角穴ビットあるでしょ?貸してよ。」
でも、大工さんは言います。
「いつものビットだと大きさが合わないんだよ。」
そうなんだ・・・。
「でも箱の中に簡易ビット入ってるんじゃないの?」
ビットも一緒に入ってる場合があるんですよね・・・。
探してみましたが、やはり入っていませんでした。
確かに、いつものビットでは大き過ぎてはいりません。
早速、金物屋さんに行って買って来ました。
こんなビットを使います。
スクェアビットというそうです。
♯1・♯2・♯3の3種類の太さのビットが用意されているんですね。
いつも使っているのは♯3でした。
今回のは、どっちなんだろう?
事前に確認しておかなかったので、取り合えず2種類とも購入してみました。
釘頭に合わせてみると、♯2が正解のようですね。
ビットを挿し込んでみると、ピッタリとフィットします。
ナルホド・・・。
早速、現場に戻って使ってみました。
おっ!抜ける、抜ける。
予想外に簡単に抜けます。
さすが、シネジック製です。
ネジの事をわかっています。
感心しました。
釘先端にはネジ山が切っていないので、普通のネジのように初めから電動ドライバーは使えないんだろうなぁー?
なんて思っていましたが、柱に当ててみると普通に使える事がわかりました。
リユースネイル、使える!
大工さんの反応も良好です。
後は価格だな・・・。
一般的なビスや釘に比べると、かなり高価なんです。
数が出ないから仕方ないと思います。
もっと沢山使って、価格を下げられるようにしないと・・・。
会員各位の協力も仰ぎたいと思います。
posted by Asset Red
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