blog
練馬・板橋の空は、今日も雲でいっぱいです。
時々明るくなるんですが、お日様が顔を出すことはありません・・・。
とりあえず雨は降っていないので、良しとしようかな。
『FPの家 H邸』
今日も、FPウレタン壁パネルを取り付けています。
ウレタン掛矢で柱間にパネルを打ち込んでいる様子です。
それなりに、コツがいるんです。
パネルの回りに入っている、30mm×105mmの木枠を狙って打たないとなりません。
ウレタン部分を叩いてしまえば、凹んでしまいますから。
柱間とパネル巾の差は2mmあります。
例えば、910mm間隔の柱間は805mmとなります。
この時のパネル巾は803mmに作ってあるんです。
ところが、問題が発生しました。
高濃度ホウ酸水溶液をたっぷりと噴霧したせいか、柱の太さが2mmほど大きくなっているんです。
805mmある筈の柱間が803mmしかありません。
803mmのパネルを入れるのに、苦労しました。
パネルの巾は105mmあります。
これを柱面に合わせたら、釘を留め付けます。
写真のように、低い部分は楽チンです。
でも、高い所に釘を留めるのは大変なんです。
最も、パネルを打ち込むのはもと大変なんですが・・・。
23年前のパネルを加工している様子です。
再利用するに当たり、若干の加工が必要になる場合もあるんです。
巾を詰めたり、高さを詰めたり・・・。
その場合は、パネルを必要寸法より30mm小さく切断します。
そして、そこに木枠を取り付けて釘留めします。
筋交いの入っていたパネルの場合には、筋交いを撤去して、そこに断熱材を充填します。
こんな断熱材を用意しました。
これを巾100mmに裁断し、パネルに嵌め込んでいきます。
断熱材を少し大きめに作るのがポイントです。
断熱材は軟らかいので、当て木を当てて叩きいれます。
入れ終わったら、気密テープを貼って完成です。
こんな感じに仕上がりました。
小さいパネルを組み合わせて、入れる場合もあります。
まるで、パッチワークみたいでしょ?
普段はこんな事はしません。
全て工場で、オーダー加工されたパネルをジャストインするだけなんです。
でも、23年前のパネルを使い回す必要があります。
だって、使えるパネルを捨てるなんて勿体ないですよね。
だって経年劣化は、ほぼありません。
捨てれば、処分費が相当掛かりますしね・・・。
地球環境にだって、やさしくないと思います。
まぁー、普通の断熱材じゃ再利用なんて出来る筈ないと思います。
経年劣化していると思うし、きれいに取り外す事なんて出来ません。
この辺りが、木枠の付いた断熱材の強みだと思います。
ちなみに、グリーンのパネルの熱伝導率は0.020W/㎡・Kとなっています。
そして23年前のパネルの熱伝導率は0.021W/㎡・Kでした。
これは、あくまでも初期値です。
この熱伝導率が、今どうなっているのか・・・。
測定機関からの報告書が、間もなく手元に届く予定です。
楽しみだなぁー。
ここからは、現場の気密処理&断熱補強の様子をご紹介したいと思います。
躯体を貫通する構造金物の、座彫り部分です。
ここに、現場発泡ウレタンを充填します。
そして後で平らに切削し、最後に気密テープを貼ります。
エアコンの冷媒管が、床パネルを貫通している部分に気密材を巻き付けました。
そして、その上に気密テープを貼ります。
柱と床パネルの隙間には、現場発泡ウレタンを充填しました。
これを平らに切削し
気密部材を取り付け
気密テープを貼って完成です。
パネル同志や、躯体とパネルのジョイント部、釘頭等にも気密テープを貼ります。
気密施工は、始まったばかりです。
こうした細かい作業が、当分続くんですよね。
その成果は、現場見学会で見て頂けます。
是非、ご参加ください。
詳細は、以下のページでご確認いただけます。
https://www.assetfor.co.jp/info/index.html#info_36
そうそう、今日は現場にカメラマンが来ていました。
現場の様子を色々と撮影していましたよ。
23年前のFPパネルを再利用している様子を撮影しているようです。
バンバン、アピールしてください。
リフォームや建て替え時に使い回しの出来る断熱材なんて、絶対ないと思いますから・・・。
posted by Asset Red
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分