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練馬・板橋は雨が続いています。
『FPの家 H邸』は、いつもと少し違う雰囲気でした。
少し早く現場に付いた私が現場清掃をしていると、スーツ姿の見慣れた顔が声を掛けてきました。
「おはようございます。」
「今日は、宜しくお願いします。」
お世話になっている、㈱FPコーポレーションのМさんです。
少しの間、世間話をしていたら、今度は玄関の方から声が聞こえて来ます。
「おはようございます、JIOの検査員です。」
「瑕疵保険の躯体・金物検査に参りました。」
そう、今日はJIOの検査がある日なんです。
早速、検査が行われました。
躯体に使われた構造材の仕様や位置・寸法
構造金物の仕様や位置・取付方法
筋交いの仕様や配置
面材耐力壁の仕様や配置・留付方法等を30分程度の時間を掛けて、図面と照合してもらいました。
何か問題があれば、指摘されます。
検査時間内に、全ての指摘事項が是正されれば検査は合格です。
次の工程に進めることが、可能になります。
もし時間内に終わらなければ、再検査となります。
次の工事を止め、是正工事が完了したら再度検査申し込みを行います。
申し込みは検査の3営業日前が原則ですから、最低4日は工事を止めることになる訳です。
是正工事を写真で報告しても、良いんじゃないの?
と思うんですが、写真報告は一切認められていません。
まっ、指摘事項が無いように事前に確認しておけばいいんですけど・・・。
検査は無事合格しました。
立合者の欄に記名し、検査員を見送りました。
検査が終わると、早速先程の続きです。
現場清掃を行いました。
その後、現場には顔馴染みの人がさらに2名来ました。
都合3名、全て㈱FPコーポレーション東京営業所の方々です。
そう、今日は㈱FPコーポレーション東京営業所が開催する構造現場見学会なんです。
弊社の現場を使うのは、今回が初めてだと思います。
もちろん対象は、一般の方ではありません。
あくまでも、工務店もしくは設計事務所です。
だって、FPパネルの販売促進が目的ですから・・・。
『壁ドン!体験』の為に、FPウレタン壁パネルの取付を1枚だけ残しておきました。
これをウレタン掛矢で叩いてもらおうと考えた訳です。
でも、失敗だったかな?
湿度の多い時期です。
最近は雨ばかり降っています。
しかも、躯体及びFPパネルには高濃度ホウ酸水溶液を浴びるほど噴霧しました。
パネルは柱間に対して2mm小さく作ってあるんですが、嵌めてみるとかなりきついんです。
叩いても、中々入らない・・・。
こんなにきついの?
なんて思われたかもしれません。
かと言って、パネルの側面を削る訳にもいかないし・・・。
23年前に建てられたFPの家で使われていた、古いFPパネルです。
そして、こちらは11年前のリフォームで使ったFPパネルです。
どちらも、再利用しています。
これを見てもらうのが、今回の目玉だったんです。
FPコーポレーションから持ち込まれたパネルは、この他にも3枚ありました。
目新しいパネルはありません。
参考にできればと思っていたのに・・・。
残念!
見学会の際には、いつもお手伝いをしてもらっています。
たまには、手伝わないとな・・・。
そう思い、待機する事にしました。
始めて見る方も、現場の生の声を聴けた方がいいですよね。
気密施工の話
自然素材の話
改正民法の話
私自身、三鷹の設計事務所の方の話を聞く事ができて良かったと思います。
「この近辺で仕事が入ったら、声を掛けさせてもらっていいですか?」
最後には、こんな言葉も頂けたんです。
うれしい限りです。
午後も、何人かの方がみえたそうです。
私が現場に戻った時には、1人帰られたばかりでした。
同業者に現場を見てもらうのはそれなりに覚悟が必要です。
何を言われるかわかりません。
でも、逆に色々なことを聞くことが出来ます。
たまには、いいと思います。
また、声を掛けてください。
お手伝いさせていただきます。
でも、平日開催はちょっと・・・。
現場の手が遅れちゃうんですね。
改善をお願いします。
玄関土間の断熱&気密施工の様子です。
余った11年前のFPパネル(t=105mm)を土間に敷き込みました。
また立ち上がり部分には、厚さ40mmのAFボードを貼っています。
いつもと玄関の納まりを変えてみました。
いつもよりも、暖かくなるかなぁー?
サーモカメラを覗くのが楽しみです。
後日、この上にコンクリートを打設します。
21日の見学会時には、この風景を見ることは出来ません・・・。
posted by Asset Red
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