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がっかりです。
昨夜の雨が思いのほか強かったのか、せっかく行った雨養生も効果がありませんでした。
シートの隙間から若干の水が侵入したようですね。
木部が少しだけ濡れているのを発見しました。
『FPの家 H邸』の話です。
木部が濡れていると、FRP防水の施工に支障が出るんです。
だから工事を取り止め、月曜日に順延してもらいました。
当然、雨養生も是正済みです。
シートを2重に張りました。
以前であれば、ドライヤーで濡れた部分を温めて施工していたんですよね。
中には、バーナーで炙っていた猛者もいたとか・・・。
こんな危ない施工はゴメンですが、ドライヤーで温めるくらいはしてもらいたいなーとも思います。
でも、仕方ないですよね。
湿った木部から発生する水蒸気で、防水層に気泡が発生するようです。
これって、漏水や経年劣化を招きそう・・・。
やっぱり雨養生をしっかりと行います。
それでも万が一濡れてしまった時は乾燥を待ち、施工を行うしかないようです。
防水施工が終わらない以上、透湿防水シートの施工も行う訳にはいきません。
仕方ない、こちらの施工も順延するか・・・。
せっかくの見学会ですが、雨養生の状態で行うことになりそうです。
天気が良ければ一旦外すことも出来ますが、ちょっと無理っぽいんですよね・・・。
練馬・板橋の梅雨明けは、まだまだ先のようなんです。
幸いその他の工事は、ペースアップして進められています。
写真は、躯体を貫通する構造金物の気密施工の様子を撮ったものです。
ちょっとわかりくいので、こんな写真を用意しました。
建物内の貫通金物と躯体の写真です。
仮に赤線の右側を外側、左側を内側とします。
赤線が断熱・気密ラインとなります。
先程の写真は、内側から柱部分に空いた穴と、そこを貫通する金物の取合いを撮った訳です。
気密テープを貼る前の写真です。
穴が見えるでしょ?
ここにウレタンを充填し、発泡・硬化したら平らに切削して気密テープを貼ると、先程の状態になる訳です。
外側から見ると、こうなります。
梁の貫通部に『座彫り』といわれる深さ30mmほどの穴が明いていて、そこに座金やナットが隠れています。
ここで用意するのが、ウレタンガンです。
穴に充填し、発泡・硬化したら平らに切削し、気密テープを貼ります。
こうしておけば、冬季の『外気による結露』を防ぐことが出来るんです。
他にも、気密施工を行った部位があります。
例えばキッチンに設置された『レンジフード用電動給気シャッター』の為のスリーブです。
スパイラル管とウレタンパネルの間の隙間には、ウレタンが充填されています。
これを切削した状態です。
用意した気密テープです。
剥離紙が分割されていて、便利なんです。
先に剥がした方の粘着部をスパイラル管に貼り付けます。
そして、剥離紙を剥がします。
ストレッチタイプのテープは伸び縮みするので、配管回りにもきれいに貼る事が出来るんですよね。
レンジフードの排気ダクトです。
東京都の場合は、スパイラル管の回りにロックウールを被覆しなければなりません。
この部分も、同様の処理を行いました。
たまには、床下点検口用開口の施工の様子を見てもらいましょう。
土台の内側に、45×105の根太を2本並べて添えています。
1本取付ける度に、ホウ酸水溶液を噴霧します。
次に、点検口の開口寸法に合わせて、45×105の根太を取付けます。
当然、これもにホウ酸処理を行います。
根太の取付完了です。
こんな断熱材を用意しました。
厚さ100mmの硬質ウレタンボードです。
これを根太間寸法より気持ち大きめに裁断し、充填します。
この時に断熱材の落下防止金物を取付けないと、後々大変な事になるので注意が必要です。
最後に、気密テープを貼って完了です。
この後、厚さ24mmの構造用合板を上貼りし、床下点検口を取付けます。
その様子は、後日アップしたいと思います。
見学会の際には、全ての気密施工や断熱補強が終わっていません。
未施工の状態と、施工済みの状態を見比べてもらえると思います。
良い機会かもしれませんね。
しっかりと、説明させていただきたいと思います。
恒例の壁ドン体験・ウレタン迷路も、ご用意しました。
23年前のFPウレタン壁パネルも、ご覧になれます。
お時間に都合のつく方は、是非お越しください。
今度の日曜日、朝10時~16時30分に開催しています。
https://www.assetfor.co.jp/info/index.html#info_36
詳細は、弊社HPにてご確認いただけます。
posted by Asset Red
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分