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近年、地球温暖化や都市のヒートアイランド現象の影響により、新たな災害とまで言われる熱中症が急増し、社会問題化しています。
特に、昨年の夏は記録的な猛暑となり、夏の平均気温は東日本で+1.7℃と 1946 年の統計開始以降で最も高くなり、熱中症による全国の救急搬送者数(5 月~9月)は過去最多の9万人以上でした。
また、熱中症の発生場所別にみると、住居が38,836人(40.3%)と最も多くなっているという事実があり、住宅内での熱中症対策は喫緊の課題です。
「あたたかい暮らし研究会」が行った調査では、住宅内で熱中症および熱中症の疑いも含めて、これになったと回答した人の割合は10人に1人。
また住宅内で熱中症になった場所は、「 寝室 」が 1 位、次いで「居間・食堂」であること。
高齢者ほど熱中症に対する意識が低い傾向にあることなどがわかりました。
旭化成建材株式会社 快適空間研究所 1はできるだけ冷暖房設備にたよらない「あたたかい空間」での心と体と懐があたたかくなるいきいきとした暮らしを「あたたかい暮らし」と定め、その空間の普及のために情報発信、啓発活動を続けてきました。
その活動の一環である「あたたかい暮らし研究会」では、首都大学東京建築学域須永研究室と共同で、「住宅の温熱性能と居住者の意識」について調査を実施しています。
今回は2018年8月に行った住宅内での熱中症に関する調査結果の中から、その一部を抜粋してご紹介させていただきました。
間もなく梅雨も明けるでしょう。
いよいよ熱中症の季節が到来します。
水分補給をこまめに行い、適切な冷房や通風を利用して、被害を少しでも減らしてください。
特に年配者の場合には、暑くなる前の対策が重要です。
暑さに対する感度低下を意識して、早め早めの対応を心掛けてください。
posted by Asset Red
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