暖かいの効果

以下、ナイスビジネスレポート(2019.07.012付)からの抜粋です。

幼児期の身体活動不足は、小児肥満や体温調節機能の発達不全・運動能力の機能低下と相関関係にあるとされています。

これに対して、文部科学省やWHOからも幼児期の運動指針が示されている事をご存知でしょうか。

『スキャモンの発達曲線』によれば、6歳までに神経系の約9割が形成され、『小学校に入学するまでにいかに身体を動かすか』が、その後の学力にも大きく影響すると言われています。

三重・広島・高知県にある7つの幼稚園において、幼稚園の保育室および自宅の温湿度環境と、園児の病欠理由や活動量との関係が調査されました。

ここでは、『室温12.5℃以上かつ湿度52.5%以上の温暖な寝室で眠る園児は、そうでない園児の4.2倍も病欠しにくい』ことが分かっています。

また身体活動についても、『温暖で高湿度な寝室だと、低温度低湿度な寝室と比べて活発な園児が6.2倍も多くなる』ことが分かっています。

保育室についても同様です。

低温高湿に比べて高温低湿の保育室の方が活動量の多い園児は、5.2倍にも達しました。

ある幼稚園が、建替えにより床暖房が設置され、園庭も芝生となり、園児達が積極的に遊びたくなる施設に生まれ変わりました。

これにより、園児の活発な活動時間は平均で12分も増えたそうです。

このように活動時間が増えれば、自ずと運動能力は向上し、学習能力を身に着けながら成長していくと考えられます。

この調査では、『自宅と保育室が暖かいと、園児の毎日の運動量が増えて病欠が減る』という事を、数字として実証出来た事に大きな意味があります。

室温12.5℃以上って、決して暖かい環境とは思えません。

それでも、これだけの効果があるんですね・・・。

我が家にも、幼稚園に通う娘がいます。

我が家の寝室は、冬季19℃以上。

幼稚園の温度は残念ながら把握できていません。

でも、充分暖かいんだと思います。

だって、我が娘の活動量は半端ありません。

いつも家中を走り廻っています。

良く食べるし、夜は疲れてバタンキュー・・・。

これって、暖かい家&保育室効果に違いないでしょ?

親として思います。

日本全国、暖かい家&保育室だらけになると良いですね。

  

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