基礎の打ち継ぎ部分の処理

練馬・板橋は、まだ梅雨明け前。

曇天、気温は33℃、凄い湿度です。

『FPの家 H邸』

基礎の打ち継ぎ部分の防水工事を行っています。

打ち継ぎとは、基礎のコンクリートを打設する際に出来る継ぎ目の事。

上写真の矢印部分にある線が、これに当たります。

イラストで示すと、こんな感じです。

固まったコンクリートの上に、固まる前のコンクリートを打設しても、新旧コンクリート同志は付着しません。

だから図中の赤い部分(打ち継ぎ部)には、隙間が存在します。

その隙間から侵入する水やシロアリの対策って、必要なんですよね。

写真は、打ち継ぎ部巾止め金具回りに充填されたボレイトシールを撮ったものです。

シロアリの侵入路になりやすい為、ホウ酸入りシーリング剤にてシロアリ対策を行っています。

そして今回行っているのが、打ち継ぎ部からの水の侵入防止策です。

弊社では、基礎防水に『ビッグサン工法』を採用します。

エマルジョンを主成分とするポリマーセメント系塗膜防水材です。

従来の有機溶剤系防水材とは異なり、 臭気・毒性の低減を図った環境に優しい防水材なんですよ

これを基礎に2回塗りします。

メリットは以下の通りです。

①エマルジョンタイプですから、塗布対象物が湿潤な状態でも、そのまま施工ができます。工期の短縮化を図り、作業性を格段に飛躍させることが可能です。

各種下地(モルタル・コンクリート・ウレタン等)に対して優れた接着性を有し、経時変化にも強くなっています。

作業者の安全性を徹底追及して生まれた水系防水材です。常温施工が可能で、有機溶剤系防水材と比べて人体に安全です。特定化学物質障害予防規則に該当しません。

急勾配や段差のある箇所に対応した半フロータイプです。 形成された防水層は、柔軟で防水性に優れ、下地の動きにも追従します。

特に①と④がうれしいんです。

足場を撤去したら、この上にモルタルを塗ります。

金ゴテで押さえれば、基礎仕上げは完成です。

軒天下地も、だいぶ進みました。

中では、妻壁や階間部分に石膏ボードが張られ

天井野縁も、着々と組み上げられています。

天井点検口を設置する部分の開口を撮ってみました。

天井裏に上がれるようにする事、これ重要です。

何かがあって、天井裏を覗いてみたくても、これが無ければ覗けません。

中に入る事だって可能です。

目立たない所で、進入時に障害となる物がない場所に設けるようにしています。

押入天井は、目立たなくていいんだけど進入するのに大変なんですよね。

中の荷物を片付けないといけないし、枕棚があって脚立で上がることが出来ないんです。

ウォークインクローゼットが理想的かも・・・。

  

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