地味な作業が続いています。

天気が崩れるようですね。

ようやく梅雨が明けたばかりなのに、まさか9月の長雨が・・・。

ひたすら、そうならない事を願うばかりです。

『FPの家 H邸』

地味な作業が続いています。

写真は、透湿防水シートの上に取り付けられた下地を撮ったもの。

サイディングを張った後、ここにオーニング取付用のビスを打ち込みます。

隣の配線は、オーニング用の電源です。

防水シートで隠れてしまい見ることは出来ませんが、下地の下には外壁合板が張られています。

そして、その下には梁が入っています。

上図をご覧ください。

オーニングを留め付けるためのビスを、外壁合板越しに躯体に留めることは可能です。

でも、ビスを締め付ける際にサイディングが割れてしまうかもしれません。

そこで、サイディング下の通気層に通気層と同じ厚さの板を入れ、ビスを締め付けてもサイディングが割れないようにする訳です。

こうした下地が数カ所あります。

図面の指示に従って、サイディング業者に設置したもらいました。

通常は通気胴縁を縦に流しますが、今回の場合は通気金物仕様のため、縦胴縁は施工しません。

ポツンと板が張り付いているのって、なんか変ですよね。

こちらの写真は、照明の下地です。

照明器具を吊り下げても、重さで落ちて来ないよう、配線回りに木下地を配置しています。

間仕切り壁に下地が必要な場合は、柱・間柱間に合板を取付ます。

この上に石膏ボードを張り、その上から吊戸棚等を取付ます。

わかりにくい写真ですよね。

外壁に面する壁には石膏ボードを直接貼るため、下地用合板を取付ける事が出来ません。

昔であれば、クロス下地用の合板を貼り、その上にクロスを貼っていました。

でも、さすがに今は防火上の理由により、そんな施工は出来ません。

そんな時は、ウレタン壁パネルの表面に深さ12mmの四角い穴を明け、そこに合板を貼り付けます。

その際、パネル内の間柱や横胴縁に合板を留め付けることが重要です。

そして、気密テープを使った防湿・気密施工も必要となります。

接着剤を付けておしまい!

という訳にはいきません。

この上に石膏ボードを貼り、クロスを貼ればきれいに仕上がります。

その上に枕棚やハンガーパイプを取付て完成です。

仕上がってしまえば、わかりません。

でも、こうした地味な作業って結構多いんですよね。

また、こうした施工の指示は全て図面にて行います。

当然、事前にお施主様と、その位置の確認も必要です。

うっかり忘れれば、そこに何かを取付けることができません。

地味ではありますが、とても大事な作業なんですよね。

 

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