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曇り時々雨。
練馬・板橋の天気予報です。
ガーン
それでも、テルテル坊主にお祈りをしつつ、シーリング職人×3人を現場に入れました。
『FPの家 H邸』
只今、シーリング工事施工中!
シーリング工事とは、建物の外壁材間のつなぎ目や外壁とサッシの隙間など、動きの多い部分に高度の防水性・水密性等を確保することを目的とした工事のこと。
これを行うことによって、隙間からの雨水の侵入を防ぐことができます。
さらに、地震で建物が揺れた時や強い風の風圧を受けた時に、部材間の継ぎ目の動きに追随(伸び縮み)し、建物を漏水等から守ることが出来ます。
シーリングに当たり、まず最初に行うのが『接着面の清掃』です。
ハケや布で丁寧に乾拭きします。
付着汚れがひどい場合は、溶剤を染み込ませた布を使います。
次に行うのが、マスキングです。
シーリング剤が余計な部分に付着しないように、マスキングテープ(マステを)丁寧に貼ります。
今まさに、この作業中です。
破風板同志の継ぎ手部分です。
そして、青いテープがマステです。
配管とサイディングの取合部。
軒天とサイディング。
サイディングと樹脂窓。
今回はシーリングレスタイプのサイディングを採用しているため、サイディング同志の継ぎ目へのありません。
これが終わると、接着面へのプライマー塗布となります。
シーリング剤と一緒に納品された、小さな缶に入った透明の糊をハケを使って丁寧に塗る作業です。
プライマーの乾燥時間は30分以上、2回塗りが基本です。
あくまでも接着部に塗るものであり、ハット型ジョイナーに塗るのは厳禁です。
何故かと言えば、シーリングは2面接着が前提になっているからです。
上図はサイディングとシーリング及びハット型ジョイナーの納まりを上から見たもの。
図中、青線で描かれたボンドブレーカーは、シーリング剤がジョイナーに付着するのを防ぐ役割をもっています。
これが機能せず、3面接着になっていると、そこに力が加わった際にシーリング部分が破断してしまいます。
目立たないけど、重要な作業なんですよね。
目立たないけど、重要と言えばココも同じです。
バルコニー手摺壁の天端部分を撮ってみました。
天端の黒い部分は天端スペーサーという部材です。
こんな断面をしています。
天端部分の止水処理は、イラストのように行っています。
そしてここにサイディングを張り、天端にスペーサーを取付けます。
こんな納まりになります。
壁内通気を妨げることなく、雨水の侵入を防止するのが目的です。
樹脂製ではありますが、上に乗って作業をすることも可能です。
以前は、ここにサイディングを張っていました。
同じ納まりの建物において、釘穴からの雨水侵入や、壁内結露の事例が散見されているそうです。
幸い弊社では、こうした事例は出ていません。
でも、念のため最近になって施工方法を変更したんです。
雨洩りだけは、絶対あってはなりません。
テルテル坊主、ありがとう
無事、シーリング工事完了しました。
軒天とサイディングの取合い部分。
破風板の継ぎ目。
樹脂窓とサイディングの取合い部。
電気配線回り。
配管回り。
明日、一日養生を行います。
塗装屋さんが来る前に、乾くことを願います。
posted by Asset Red
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