外部の塗装を行っています。

残暑が辛い練馬・板橋です。

晴れて良かったー

『FPの家 H邸』

朝から外部塗装を行っています。

塗る部位は次の通りです。

化粧破風板

軒天ボード

どちらも珪酸カルシウムボードの無塗装品、もちろんシーラー処理はしてあります。

シーラーは「seal」=「シールする・接着する・覆い隠す・塞ぐ」という英語が語源になっている用語です。

塗装をするときには、塗装面の下地処理をしてから仕上げ塗料を塗る必要があります。

この下地処理で使用される下塗り用塗料がシーラーで、この処理をシーラー処理と言います。

シーラーは、下地の素材・状態・使用する仕上げ塗料に合わせて適切なタイプを使用することが大切です。

下地処理の際に使用される塗料にはプライマーやフィラーもあります。

それぞれの特徴は以下のとおりです。

プライマーは「primary」=「最初の」という英語が語源になっている用語です。

初めに塗る塗料=下塗り塗料です。

そしてプライマーの主な役割は、塗装面と上塗り塗料との密着性を高めること。

シーラーと同じじゃん!

プライマーは塗装面に塗布して機能を持たせ、シーラーは下地に吸い込ませて機能性を持たせるとの事。

でも実際には、シーラー・プライマーはほぼ同じものとして扱われているようです。

一方フィラーは「filler」=「詰め物・埋めるもの」という英語が語源になっている用語です。

モルタル外壁のひび割れや凸凹を埋めて、下地をなめらかにするための補修用の下塗り材です。

軒天ボードや破風板の場合は、素地に染み込ませて機能性を持たせる訳だから、シーラーが正解となります。

あー、スッキリした。

手順そのものは、簡単です。

まずは、シーラー処理面の汚れを取り除きます。

写真中央の白い線は、土曜日に充填したシーリング。

ちゃんと乾いていました。

その両脇の白い点がパテ処理です。

釘頭や傷のある箇所にパテを詰め、紙やすりで平らに仕上げます。

その上にウレタン系の塗料を2回塗って完成です。

切断面やシーラー処理が傷ついた部分には、改めてシーラー処理を行います。

写真は、軒天に1度目の塗装を行っている様子です。

雨降らないで良かった・・・。

引き続き、明日も作業を行います。

塗料が余計な所に付着しないように、養生するのが大変なんですよね。

壁やサッシ回りにはポリマスカーを使います。

床には養生シート。

敷き布を使うこともあります。

作業が終わったら、撤去・回収しなければなりません。

サッと終わらせたいところですが、丁寧にやらないと、仕上がりに影響することもあるんです。

養生やマスキングの良し悪しで塗装屋さんの腕がわかります。

 

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