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今日と明日はアセットフォーの定休日。
特に書きたいネタもないし、先日手元に届いたリーフレットを見ながら新商品について書こうと思います。
防災・レジリエンス対策に有効だと思われる『多種電源配電システム』です。
なんだか、難しそうなシステムですよね?
そもそも、レジリエンスって何?
レジリエンスとは元々、工学や物理学の世界で使われていた言葉です。
物質や物体は外力が加わえらると変形します。
その時にその力をどれくらい吸収できることができるのか、また、どれくらいその力を取り除いて元の形に戻ろうとすることができるのか。
この一連のやり取りに関係するのが、物質や物体の持つレジリエンスです。
レジリエンスはその後、自然や動物の生態環境学や、人間の社会環境システム、そして心理学でも使われる言葉となりました。
経済的なレジリエンス。
都市国家のレジリエンス。
心理学的レジリエンス。
などがそれです。
いずれの分野においてもレジリエンスは、変形から元の形に戻ろうとする『弾力性』や、変化・変動に対する反応としての『復元力』・『回復力』という意味で使われています。
今回の場合であれば、災害からの復旧力と訳すればいいのかな?
カタカナ言葉って、なんとなく使っているけど、突き詰めるとわからない事が多いような気がします。
話を戻しましょう。
今回ご紹介するのは、『スマートeチェンジ』という配電システムです。
省エネに貢献できます。
災害時には、必要な電源を供給することも可能。
非日常と日常の電気利用を簡単に切り替えることができる配電システムのようですよ。
外観は、あまりパッとしませんね。
目立たない場所に設置する必要がありそうです。
でも太陽光発電で得たエネルギーを売電すること無く、自家消費&蓄電したいと思っている方には有益なシステムだと思います。
従来の太陽光発電の場合、屋根の上のPVで直流電気を発電します。
これをパワコンを使って交流電気に変換し、自家消費します。
消費し切れない電気に関しては、売電もしくは蓄電します。
買い取り価格が高ければ、売電が効果的。
でも買い取り価格が下がってくれば、蓄電した方が良いでしょ?
これが最近のトレンドになりつつあります。
そして、この配電システムの特長はパワコン不要というところだと思います。
パワコンって高いんですよね。
しかも、10年程度で買い替える必要があります。
資料を読んでみると、その仕組みは単純でした。
屋根の上にPVを載せて発電するのは同じです。
違うのはここからです。
発電した直流電気をそのまま蓄電池に貯めてしまいます。
蓄電池が無ければ、電気自動車や発電機に繋いでも良いそうです。
蓄電池は直流電気でOKですから、パワコンは不要となります。
あとは、蓄電池の変換機能を利用するだけなんです。
蓄電池からは4系統の配線が出るようになっています。
こちらをA電源としましょう。
その近くに、家電等の配線を4系統出しておけば準備完了です。
スマホ充電用電源・WIFI電源
LED照明用電源
TV・ラジオ電源
冷蔵庫用電源
というところでしょうか。
こちらをB電源とします。
A・B電源ともスイッチ付コンセントの形状をしています。
そして分電盤からの家電等の4系統配線がすぐ傍まで来ています。
普段は、太陽光電力を蓄電池に貯めておきます。
この時、4つあるA電源に4系統配線のいずれかを挿すことで、自家消費することが可能になります。
従来の太陽光発電であれば、連係と同じ状態です。
発電する電気量に応じて、自家消費出来る量が変わります。
発電量が足りなければ、B電源に挿し直す必要があります。
残りの系統配線をB電源に挿せば、自立と同じ状態です。
電力供給会社との契約も不要となります。
太陽光発電は2.5kW程度を想定しているようですね。
2.5kWでも、結構使えるようですよ。
例えば
LED照明・・・60W
液晶TV・・・100W
冷蔵庫・・・200W
携帯電話×2台・・・30W
以上の合計が390W、これを5時間30分使うことが可能です。
当然、機器や環境によって変わりますが・・・。
系統の切り替えが手動というところを面倒と考える方もいるでしょうね。
蓄電池・太陽光発電を別にして、システムの部材費は15.0万円(税別)となっています。
これに施工費を加えても、かなり安いですよね。
一度詳しい話を聞いてみようかな?
もっと安全で安価な蓄電池が発売されてからにしようかな・・・。
もっと詳しく知りたい方は、下記のページをご確認ください。https://www.kimuranet.jp/ir/190620/oshirase.pdf#search=%27%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%88e%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%B8%27
posted by Hoppy Red
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