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昨日の拙ブログでちょっと書かせて戴いた、調湿効果が期待できそうな石膏ボードの事を書きたいと思います。
製品名はタイガーハイクリンスカットボード、吉野石膏の製品です。
別に新しい製品では無いんですよね。
イマサラ・・・、という感じです。
湿度が高い時は吸湿を行います。
そして湿度が低くなると、放湿。
6帖の部屋で、壁・天井にスカットボードを施工した場合の吸湿量は4.5リットルにもなるようです。
本当かな?
実験の詳しい条件がわからないので、勝手に推測して確かめてみたいと思います。
天井高さを一般的な2.4m仮定した時の室容積は、2.73×3.64×2.40≒23.85㎥。
空気の重さはおよそ1kg/㎥ですから、この部屋の空気はおよそ23.85kgになります。
湿度を下げる実験ですから、当然夏ですよね。
室温28℃/相対湿度60%と仮定します。
この時の絶対湿度はおよそ14g/kgDAです。
これを快適湿度の目安12g/kgDAにしようとすれば、その差2g/kgDAの水蒸気を吸湿すればいい訳です。
23.85kgの空気1kg当たりの水蒸気量を2g減らすという事は、その量は47.7gとなります。
4.5リットルと言えば4500gです。
まだ全体量の10%にしか、過ぎません。
楽勝じゃん
でも、吸放湿の境界が示されていないんですよね。
何%位で吸湿と放湿が切り替わるんだろう?
高湿の状態が続けば、いつかは満タンになっちゃうだろうし・・・。
ボードの湿度が空気の湿度よりも高くなれば、放湿するのかな?
6帖間の天井・壁面積の合計は、開口部が無いとすればおよそ40.5㎡です。
内訳は壁30.6㎡、9.9㎡。
それぞれの石膏ボードの厚さは12.5mmと9.5mm。
体積は0.38㎥と0.09㎥、足して0.47㎥になります。
これってリットルに換算すれば47リットルです。
体積の9.5%もの水を、石膏ボードって保持できるのかな?
躯体に影響は出ないの?
もう少し、詳しく聞いてみたいと思います。
あくまでも、エアコンの補助のつもりでいた方がいいのかもしれませんね。
posted by Asset Red
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