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練馬・板橋の天気は晴れ。
でも、それほど暑くありません。
もう秋という事なんでしょうか?
なんとなく寂しい気もします。
『FPの家 H邸』
建物の外では外構工事が行われています。
隣地との境にブロックを積みました。
この上にフェンスを取付ければ完成です。
東側の通路との境のブロックも積み直します。
こちらも、隣地側と同じくフェンスを取付ける予定です。
でも、まずはポーチの工事を最優先で進めなければなりません。
ポーチと階段&スロープの下地をつくり、タイルを貼ります。
門柱&門扉の取付だって必要です。
玄関脇の化粧格子も取付けないと・・・。
外構工事、まだまだ先が長そうです。
そして中では、設備工事進行中。
24時間換気システム本体の接続は、まだ終わっていません。
今回採用したのは、全熱交換タイプの第1種換気システムです。
ロータリー素子を採用しているため、従来の換気システムでは必要とされる局所換気が必要ありません。
この装置のメリットと仕組みを、簡単に説明しましょう。(以下、ガデリウスのHPからの抜粋です。)
一般的な全熱交換換気システムと同様に『給気用』と『排気用』の2つのファンにより室内空気が持つ温度・湿度の熱エネルギーを逃がさず室内の空気を換気します。
一般的な全熱交換タイプの換気システムは、上図のような仕組みになっています。
そして、熱交換素子はこんな感じです。
ちなみにイラスト上では、臭い・雑菌などは交換しないと謳われています。
そして、今回採用した換気システムの素子は、こうなっています。
違うのは、ローターの回転により排気から給気に熱回収する蓄熱式熱交換器を採用している点です。
円形ローターの約半分に排気空気が通過する際、排気の熱(温度、湿度)でローター部分が蓄熱・蓄湿されます。
蓄熱、蓄湿されたローター部分が給気側空気通路に入り、給気側空気によってこの蓄熱、蓄湿分が放出されます。
前者の場合、熱交換素子の材質は紙系です。
使い続けると湿気による「カビ」が発生する恐れがあり、吸湿により強度の低下や素子の変形により空気の通過に支障をきたす恐れがあります。
紙ですから、臭い移りも当然あります。
以前、換気メーカーに聞いた事があります。
「カタログのイラストには、臭い・雑菌などは交換しないと謳われています。トイレの換気を行っても問題ありませんか?」
その時の回答は
「臭い移りが無い訳ではないので、お勧めできません。」
でした。
だったら、カタログに書かなければいいのに・・・。
と当時は思ったものです。
金属系素子を使用している場合は、吸湿の恐れや吸湿によるカビの発生の恐れがありませんから衛生的です。
だから、トイレの換気を行っても臭い移りしないし、浴室の換気を行っても素子がカビたりしません。
住宅の内外温度差をセンサーにより感知し、熱交換素子の回転を自動制御するのも良いですよね。
熱交換の必要がない時期(内外温度差が2℃以内)は、換気機能のみの省エネモードに自動的に切り替わります。
そもそも、個人的に局所換気を設けるのって抵抗あるんですよね。
その理由は、敢えて書きません・・・。
だから第1種換気システムを採用する場合には、顕熱交換タイプを採用していました。
でも最近は、もっぱらコレにしています。
換気フィルターの交換も楽チンです。
ネックは、吸排気口のデザインでしょうか?
写真は排気口です。
真ん中の部材が真ん中にないのが、気持ち悪いんです・・・。
「ちゃんと、真ん中にすればいいのに!」
メーカーに聞いてみました。
ちゃんと意味があるんですね。
排気口の場合、回りに埃等が吸着するのが問題です。
排気ロスが生じ、排気量に影響が出てしまいます。
でも、フィルター等も付いていません。
その理由が、この偏心にあるそうです。
排気口の回りに渦巻状の気流が発生し、埃等が入ってこないようになっているんだとか・・・。
本場スウェーデンでは、開発依頼ずーっと変わっていないデザインなんだそうです。
そうなんだ・・・。
そして、こっちが給気口です。
なんか微妙なデザインですよね。
気流を真下に吹き出さないようになっているそうです。
もっと、目立たないデザインにすればいいのに・・・。
なんか、出来の悪い照明器具みたいですよね。
「ご意見として、上に上げておきます。」
との事でした。
木製建具も、和室以外は吊り込みました。
以前のお宅で使っていた建具も、一部再利用しています。
照明器具の取付も完了。
あと少しで完成です。
来週末は、いよいよ完成現場見学会の開催日。
完全予約制で行います。
見学ご希望の方は、早めにご連絡ください。
posted by Asset Red
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