日光で羽根車が回ります。

今日はアセットフォーの定休日。

ゆっくりと身体を休めたいと思います。

昨日、弊社事務所にある物が届きました。

こんな品物です。

一般的には、英語で『ラジオメーター』と言います。

ドイツ語で言えば『リヒトミューレ』。

ドイツの工房で、熟練の職人によりひとつひとつ丁寧に手作りされた工芸品なんです。

ガラス瓶の中の羽根に日光や電球などの赤外線を含む光が当たると、羽根車がくるくる回転します。

日の当たる窓辺に置いておけば、いい感じで回る筈。

良いインテリアになるかも?

元々はイギリスの物理学者ウィリアム・クルックスによって、『光エネルギーを運動エネルギーに変換する実験器具』として発明されました。

その仕組みは、割と簡単です。

ガラス瓶の中の羽根を見ると、裏と表で色が違うことに気付きます。

銀色と黒。

この羽根に光が当たると『銀色の面』よりも『黒い面』がより多くの光(赤外線)を吸収します。

熱を帯びた羽根は、周りの空気分子を活性化させます。

そして、より多くの赤外線を吸収した黒い面とあまり吸収しない銀色の面では、空気分子の運動量に影響を与える差が出来ます。

どうやら、羽根に当たる分子量が影響しているらしい・・・。

この差が回転運動となり、この現象を『ラジオメーター効果』と呼ぶ訳です。

回転運動のスピードは、光の種類や強さによって変化します。

蛍光灯やLEDのような赤外線量の少ない光源よりも、太陽光や白熱灯・ろうそくの灯りなどの赤外線量の多い光源の方が早く回転します。

ガラス越しの光であれば、ガラスの日射性能により廻り方が違う筈。

計測機器として使えそうでしょ?

 今度の現場見学会で、窓辺に置く積りです。

窓の開け閉めや日射取得ガラス&日射遮蔽ガラスの違いによる、赤外線の侵入具合をご確認できるでしょう。

Low-Eガラスの有難みを理解できる訳です。

 ちなみにLED照明ばかりの弊社事務所では、ちっとも回りませんでした。

 でも外に出した途端、くるくる回りましたよ。

ついでに、窓ガラスに関連する漫画も貼っておきます。

是非、ご覧ください。

面白いと思いません?

見学会での反応が、楽しみだなぁー。

 

posted by Hoppy Red

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