永く使いたいですよね。

築16年のお宅にお邪魔してきました。

午前中に電話を戴いたんです。

「2階のトイレから水漏れしています。」

早速、様子を見に行ってきました。

傍らには雑巾が置かれています。

「床掃除をしていて、気付いたんです。」

どうやら、給水管から分岐した洗浄便座へのホースから漏れているようです。

「ウォシュレット...」の画像検索結果

矢印の部分が濡れています。

拭いても拭いても、雫がホースを伝い床に垂れています。

お話を聞いてみると、2階トイレはほとんど使っていないそうです。

ご了解を得て、給水管の栓を閉めさせて戴きました。

これで漏水は止まります。

でも、使えません。

「この部品を交換すれば直ると思います。」

早速、修理の依頼を戴きましたが・・・。

「最近、メーカーの廃盤が早いんです。」

「もしかしたら、部品供給も止まっているかもしれません。」

「その時には、便座の交換となりますよ。」

念のため、お伝えして帰って来ました。

早速、事務所に戻ってからメーカーに電話しました。

案の定・・・。

「申し訳ありません。」

「既に廃盤となっており、部品の供給も止まっています。」

「修理に伺うことはできますが、部品が無いので何も出来ない場合もあります。」

結局、便座交換を行うしかないようですね。

後継品の品番を教えてもらいました。

良かった・・・。

便器の交換もあり得ると危惧していたんです。

最近、この手の話が多いですよね。

お客様にお伝えすると、エアコンの話を蒸し返されてしまいました。

「このエアコンもそうだったよね。」

「調子が悪くなったから、修理の依頼をしたのに、部品が無いから直せないと言われちゃったでしょ。」

確かに最近の衛生陶器や水栓金具って、昔に比べて長持ちしなくなりました。

修理もメーカーに依頼しなければならないし・・・。

部品をホームセンターで購入する事も出来ません。

アメリカみたいに、住人がホームセンターで部品を購入して、ご自分で修理できる体制になれば良いと思います。

各メーカーは共通の部品を利用していて、それを継続的に使い続けます。

もちろん、その部品はどこでも簡単に手に入ります。

修理の方法もマニュアル化されていて、しかも出来ない人の為の施工代行を請け負う人もいます。

単価もほぼ決まっていて、依頼先によって変わることはありません。

ボッタクリの心配もないようですよ。

中古部品を取り扱う業者がいてもいいですよね。

そんな社会になればいいなぁーと、いつも思います。

これぞ成熟した社会って感じでしょ?

さあ、見積作成です。

便座交換の費用を算出して、お伝えしなければなりません。

消費税8%は無理だろうなぁー・・・。

 

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