出窓から漏水が・・・。

練馬・板橋の天気は下り坂。

夜には雨になるようですね。

台風20号と21号も仲良く北上を続けているというし・・・。

天気予報から目が離せません。

今日は、築21年の弊社OB宅を訪ねてきました。

先日の台風時に出窓から漏水があったそうです。

お話を伺ってみると、5年ほど前に外壁のメンテナンスを行ったようです。

残念ながら、弊社に声は掛かりませんでした。

築21年で雨洩り・・・。

嫌な予感がします。

当時採用していた透湿防水シートって、耐久性がそれほど高くないようなんです。

数年前に同じシートを採用していた現場でも、同じような雨洩りがありました。

その時の写真です。

サイディングを剥がしてみると、防水シートが明らかに劣化していたんです。

まるでガーゼのように、なっていました。

一般的には、雨水の侵入は透湿防水シートで防ぐ事になっています。

そのシートが劣化してしまえば、雨水の侵入を防げません。

ちなみに透湿防水シートの防水性は、10年間保証です。

逆を言えば、11年目以降はいつ雨洩りが起きても不思議が無い事になります。

この事実を知って以来、弊社では20年保証の透湿防水シートを採用する事にしました。

それが『タイベックシルバー』です。

箱にも『20年保証製品』の表示があります。

他社製品と比べると、明らかに耐久性が高いんです。

グラフを見ると、30年もいけそうです。

本当は30年保証が必要だと思います。

でも、そんな製品はまだありません。

近いうちに、20年保証品が30年保証になるらしいんですが・・・。

本題に戻ります。

今回の場合、対策は2つです。

①透湿防水シートに水が掛からないようにする。

②透湿防水シートを張り替える。

前者は、外装材の塗装や目地の打ち替えを指します。

そして後者は、外壁の張替えです。

どちらも足場が必要です。

工期だって、それなりに掛かります。

必要な費用は前者の方がかなり少なくなりますが、その効果は長く続きません。

後顧の憂いを無くしたいのであれば、後者を選択すべきかと思います。

でも、このお宅は5年前に外壁塗装をしているんですよね・・・。

施工の様子を見ていると、どうやら目地の打ち替えを行わず、そのまま上から塗装しただけのようですね。

目地の至る所が割れています。

横殴りの雨が、ここから侵入したと思われます。

所々、雨水の抜ける道も塞がれていました。

あまり優秀な業者ではなかったようですね。

目地の打ち替えをしていれば、まだまだ大丈夫だったと思うんですよね。

残念で仕方ありません。

状況を説明して、見積書を作成する事になりました。

前者の施工を採るのか?

後者の施工を採るのか?

価格次第との事。

長い目でみれば、絶対後者だと思います。

まだまだ、充分住み続けることが出来る家なんですから・・・。

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