入るを量りて出ずるを制す

今日は日曜日。

現場はお休みです。

昨日は、新規のお客様が弊社を訪ねてくれました。

かなり勉強をされているようです。

「外皮性能を高めるには、窓の性能向上が有効なんでしょ。」

「気密性能を高めないと意味ないですよね。」

「鉄骨造は躯体自体が熱橋だし、構造的に気密が取りにくいから考えていません。」

会話の中に、専門用語がバンバン出て来ます。

様々な省エネ建材の名前だって、出て来ます。

こういうお客様を見ていると、負けてはいられない・・・。

もっともっと、勉強しないといけないなぁー。

そう思うんです。

という事で、今回は『地球上のクリーンエネルギー源の比較』という話をご紹介します。

地球全体が太陽から受けるエネルギーは、地表や海面で熱に変わります。

その、ごく一部が風や波、海流などを起こすエネルギーになるんだとか・・・。

地上に到達する太陽光のエネルギー量は1㎡当たり約1kWです。

もしも地球全体に降り注ぐ太陽エネルギーを100%変換出来るとすれば、世界の年間消費エネルギーを、わずか1時間で賄う事が出来ます。

しかも当分の間は、枯渇する心配も不要です。

二酸化炭素を排出する訳でもないし・・・。

エネルギー確保も比較的簡単です。

そう、太陽光発電・太陽熱集熱は地球にやさしいんです。

創エネとは、「創エネルギー」の略称です。

自治体や企業、一般家庭が自らエネルギーを創り出す考え方・方法を言います。

エネルギーを創るときには、二酸化炭素・窒素酸化物などの有害物質を排出しないクリーンエネルギーを用いるケースが一般的です。

家庭で用いられる「創エネ機器」は、いくつかあります。

太陽の光で電気を創り出す「太陽光発電システム」

太陽の熱でお湯を沸かす「太陽熱集熱」

都市ガスから取り出した水素を空気中の酸素と化学反応させて発電し、そのときに出る熱でお湯を沸かす「燃料電池」

最近は家庭で創り出した電気エネルギーを蓄える「蓄エネ機器」も充実してきました。

自然エネルギーは、地球温暖化を引き起こす二酸化炭素をほとんど排出しません。

再生可能エネルギーとも呼ばれ、導入・普及が進められているんです。

化石燃料からの脱却・地球温暖化の抑制を図るために、こうしたエネルギー利用を促進する必要があります。

創エネと省エネ、これって正に

入るを量り出ずるを制す』

ですよね。

これって、儒教の経典『礼記』に記されている財政の心構えなんだそうです。

地道な方法ですが、この努力を継続するしか、地球温暖化を止める術はありません。

合唱・・・。

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