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面白い資料を見つけました。
慶應義塾大学の伊香賀研究室の科研費基盤S研究計画からの抜粋です。
ライフステージごとの室内環境と健康への影響と題された、この資料を見ると各ステージによって住宅の占める割合の違いに驚きを感じます。
私は壮年期、確かに職場にいる時間の方が長いと思います。
自宅に求めるのは良質な睡眠と疲労回復、そしてストレス軽減です。
ナルホド・・・。
これを見ていると、人生って体調不良との闘いなんですね・・・。
でも、これって住宅だけで解消される訳ではありません。
そもそも住宅がストレス発生源であれば、家族がイライラして、家族関係はギスギスしかねませんから。
家族に病人がいれば、雰囲気だって暗くなります。
やっぱり、人間関係って大切だと思うんです。
だからこそ
暑さ・寒さを感じない事。
静かに、ぐっすり眠れる事。
病気になりにくい事。
これって重要です。
温熱性能だけではありません。
二酸化炭素濃度や有害物質濃度も、そこには大きく関係があります。
疲労や作業効率、感情の抑揚に影響します。
だから換気計画だって重要です。
間取りやバリアフリー性だって重要。
省エネ性が低ければ、経済的な悩みだってあるでしょう。
耐久性や耐震性、耐火性も安心・安全性の根拠となります。
考えれば考えるほど、住宅の生活に占めるウエイトって大きいですよね。
住宅づくりを生業とする人間として、全ての家を健康と良好な家族関係を維持・推進できる家にしたいと思います。
こんな外国の格言をご存知でしょうか?
『リンゴは医者いらず』
リンゴを毎日1個食べる習慣があると、健康になって医者に行く必要がないので医者が失職してしまう。
ということらしい・・・。
フルーツ全般をあまり食べる習慣のない私にとっては、実に耳が痛い格言です。
本当かよ
とさえ、感じてしまいます。
『良い住まいは医者いらず』
これだったら、わかるんですけど・・・。
posted by Asset Red
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