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今日の練馬・板橋は曇り空。
なんとなく冷え冷えしていて、今にも雨が降って来そうです。
憂鬱・・・。
今冬もエアコンの更新が何件かありました。
年明けも、あるだろうなぁー。
10数年前に設置したマルチエアコンの話です。
今更ではありますが、マルチエアコンとは1台の室外機で複数の室内機を運転出来るエアコンです。
そもそもエアコンは、室外機と室内機をセットで使います。
室内機だけを単独で動かすことはできません。
室内機と室外機を1台づつ繋いで使用するのが一般的。
これを『セパレートタイプ』のエアコンと言います。
一方1台の室外機に複数台の室内機を接続し、同時に使用することができるのが『マルチタイプ』のエアコンです。
弊社ではコレをマルチエアコンと呼んでいます。
10数年前までは、標準的に採用していました。
狭小地が多い土地柄、室外機が少ないのがメリットだったんです。
1.2kWや1.6kWという小さいサイズの室内機があるのも魅力でした。
でも、まさかメーカーが生産を打ち切るとは予想していませんでした。
非住宅用と違い、当時のマルチエアコンは分岐配管タイプでした。
室内に分岐ユニットを配置し、室外機からの配管をコレに接続します。
そして分岐ユニットから各室内機には、冷媒管とドレンホースが繋がっています。
残念ながら、このタイプのマルチエアコンって無いんですよね。
同じようなタイプがあれば、室外機及び室内機の交換だけで済みます。
メーカーが違えば、分岐ユニットの交換も必要です。
でも、このタイプのマルチでなければ配管自体を増設しなければなりません。
状況によっては足場が必要になります。
毎回、更新に苦労してるんです・・・。
今回は、比較的楽チンでした。
但し、OBの様々な協力&妥協があったからです。
2世帯がそれぞれ暮らす3階建てのお住まいです。
上階世帯は、外部階段から出入りします。
室外機置場は、階段の下。
旧機の撤去・搬出も、新機の設置・搬入も大変です。
配管も、この通り。
全ての室内機から室外機に、配管を行いスリムダクト施工としました。
蹴込板の無い外部階段を、そのまま貫通する部分もあったりして・・・。
かなり無理のある配管コースとなりましたが、工事は無事1日で完了。
足場も不要でした。
次の機器更新は、室内機・室外機の交換だけで済みそうです。
機器更新って、面倒ですよね。
台数が多ければ、当然費用も嵩みます。
そういう意味で、以前の提案は失敗だったと思います。
必要最小限かつ、よりメンテナンスコストの掛からない提案をしないといけません。
トライ&エラー、大切だと思います。
でも、失敗をそのままにする訳にもいきません。
工務店に課せられた使命って、大きいんです。
posted by Asset Red
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