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昨日の雨がウソのように晴れて、暖かい練馬・板橋。
外部メンテナンス工事、少しづつ進められています。
足場及びネットシートも無事掛け終わりました。
幸い西側の建物は解体され、一時的に空き地状態です。
敷地内に立ち入る事は許されませんが、吹付をする際には少しだけ気が楽になりました。
でも北側は月極駐車場です。
水飛沫や塗料を間違って飛ばせば、大クレームとなります。
注意しないとなりません。
ちなみに北側ブロック塀と建物の間隔は、こんな感じです。
真ん中に立っているのが足場の縦地です。
身体を入れるのが、かなり厳しい状況です。
こっちは東側、同様にかなり厳しい状況です。
でも、なんとか高圧洗浄を行う事は出来ました。
水圧で、所々の塗装が剥げています。
築17年ですから、目地シーリングにも細かいヒビが入っています。
でも、ほぼ想定内・・・。
問題は屋根の上でした。
この屋根材はコロニアルではありません。
松下電工株式会社(現ケイミュー株式会社)のワンダー・ストーンという屋根材です。
知らない?・・・。
セメント系のスレートみたいだけど、厚さが12mmくらいあります。
調べてみましたが、あまり情報は入手出来ませんでした。
2001年~2014年の間に生産されていて、既に廃盤になっています。
白石綿を0.1~1.0%程度含んでいめようです。
いわゆるノンアス製品です。
写真←の部分に亀裂が発見されました。
幅90cmくらいの板の真ん中がパックリと割れています。
こんな感じです。
しかも、日当たりの良い部分だけ・・・。
北側の屋根に割れは見当たりません。
南側の屋根も、隣の陰になる部分には見当たりません。
お引渡し依頼、屋根のメンテナンス記録もなし。
よって屋根上に上がった人はいない筈。
踏み割れではなく、日割れなのかな?
生産終了品の為、部材は既に無いと思われます。
どうしよう?
ダメ元でメーカーに問い合わせしてみました。
良かった・・・。
交換用の部材が用意されているようです。
但し鋼製部材の為、色や質感はかなり違うらしい・・・。
でも、どうせ塗り替えてしまいます。
あまり気にならない筈。
早速、屋根工事業者に修理依頼を掛けました。
屋根の上って、こんな時にしか上がりません。
この時期に施工したコロニアル系の屋根材って意外と、割れてたりするんですよね。
アスベストの使用が問題視され、徐々に切り替わっていた時期だからだと思います。
交換した後の材料も、処分が大変です。
破砕処理すれば、アスベストが飛散することになります。
当時は便利に使っていたのに、今や完全なお荷物となってしまいました。
今採用している新建材の中にだって、将来こんな事態になる物が含まれているかも知れません。
何を使えば良いのか?
何を使ってはいけないのか?
少なくても、成分のはっきりしない製品を使うことだけはNGだと思います。
建築って、色々ありますよね・・・。
posted by Asset Red
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