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今日は成人の日、アセットフォーはお休みです。
新年早々、休んでばかりのような気がします。
でも働き方改革のご時世ですから仕方ないですよね。
まずは、こんなデーター見てもらいましょう。
以下2009年10月1日に施工された『特定住宅瑕疵担保責任の履行に確保等に関する法律』の10年経過に先立ち国交省が公表した、『制度施工10年経過を見据えた住宅瑕疵担保履行制度のあり方に関する検討会』報告書からの抜粋となります。
国交省と保険法人の連携による、雨水の侵入に係る事故の低減が会の目的です。
また対策として挙げられているのは、設計・施工基準をわかりやすく解説すること。
より詳細な仕様を明示すること。
施工に当たり留意するポイントを整理して、周知を図ることなど。
そして、実際の雨水の侵入に係る事故の割合は上グラフの通りです。
これによれば、保険事故発生に占める割合は9割を超えています。
さらに部位別に分析すれば、屋根32.1%・外壁24.2%・開口部23.9%。
こんなに事故が多いんだ・・・。
と言うのが率直な感想です。
未だに、追加外装検査を受けていない施工者が多いそうです。
瑕疵保険の現場検査は、以下のタイミングで行われています。
①基礎配筋検査
但し、施工者による自主検査の場合もあります。
基礎図面の通りに施工されているかどうかを確認する検査です。
かぶり厚さや定着長さや余長・継手位置等、耐久性と強度に関わる重要な部分を現場にて確認します。
②躯体検査
柱の種類や位置、耐力壁の仕様と位置等を確認します。
基礎配筋同様に、耐久性と強度に関わる重要な部分の為、保険会社の検査員が必ず確認します。
③追加外装下地検査
外壁防水紙や屋根、バルコニー等の施工の良し悪しを確認します。
必須検査では無い為、実施しない施工者も多いと聞きます。
雨漏りに直接関係する部分を確認する検査なので、必須にした方が良いと思うのですが・・・。
保険会社の方とお話する機会があれば、この点を必ずお願いしています。
聞くところによれば、漏水が多い施工者は、この検査を受けていない事が多いんだとか・・・。
事故ばっかり起こしていたら、恥ずかしくて仕方無い筈ですよね。
でも悪質な施工者は、保険会社を変えて実態を隠しつつ事業を続けているそうです。
保険会社相互の情報共有も出来ていないのが現状との事。
損保のように、事故の多い施工者は保険料を上げて欲しいとさえ思います。
当分実現しないんだろうなぁー。
今回の民法改正をきっかけにして、瑕疵保険も大きく変わらないのかな?
posted by Hoppy Red
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