大井の家

いつも色々とご指導いただいている田中工務店の社長から、招待状が届きました。

早速、参加表明!

大井の家の完成現場見学会を覗いて来ました。

15坪の敷地に建つ木造3階建てです。

狭小地の3階建てを、有名工務店はどう仕上げているのか?

楽しみでした。

外観は、こんな感じ。

北側斜線・道路斜線の影響で、屋根の勾配が凄いことになっています。

その勾配1/23と言います。

凄い・・・。

弊社では、最大1/17勾配だったと思います。

職人さん、怖かっただろうなぁー。

ビルトインガレージがあるんですね。

なんだか、親近感のある外観かも?

採光&非常用侵入口の為の引違い窓も、転落防止に工夫がされていました。

3階部分の窓下には、ガルバの竪ハゼ屋根が葺かれていました。

勾配はほぼゼロ。

「人が載れるようになっています。」

ナルホド・・・。

だから、手摺棒が付いているんだ。

バルコニーのようなものですね。

本来のバルコニーは道路の反対側にありました。

2面道路なんですね。

当然、非常用侵入口も2箇所設置されています。

玄関ドアも2箇所設置されていました。

2階の掃き出し窓の内側を撮ってみました。

変わった建具ですね。

近くに寄って触ってみました。

どうやら、穴明きシナベニヤを白く塗っただけの建具のようです。

「日当たりが良いので、反ったりしませんか?」

聞いてみました。

「コレ、お施主様施工の建具なんです。」

「ウチは敷居・鴨居・中敷居を取付て、溝を切っただけなんです。」

「反ったら裏返せばいいし、ダメになればご自分で交換します。」

ナルホド・・・。

外から見ると、こんな感じです。

目隠しになるし、インテリアとしてもアリだと思いました。

こちらは3階の窓となります。

内障子が設置してありました。

でも、普通の荒組格子ではありません。

見付け18mmの太格子です。

洋室に設置しても違和感ありません。

障子って目隠しになるし、意外と断熱性高いんですよね。

これもアリだと思います。

色付の障子紙でアクセントも付けられるし、障子紙の代わりに乳白色の断熱パネルを使えば、更に断熱性の向上も可能です。

所々に未工事の部分がありました。

???

「あー、施主施工が色々あるんです。」

「建築関係者なんですか?」

昔、建築家とお付き合いがあったらしい・・・。

ナルホド・・・、納得しました。

見学会開催に当たり、お施主様が急遽持ち込んだ書棚&蔵書の数々です。

中には建築関係の本がたくさんあります。

こんな本棚があると、室内の雰囲気がガラッと変わります。

でも、お願い出来ないよな・・・。

今回は、いつもより『木使い』が少なかったように思います。

でも、相変わらずの製作建具とランバーコア&無垢枠の見事な納まり。

当然無垢床です。

見所満載です。

〇-〇〇ハウスの分譲地の1区画に建てられたそうです。

隣には、それらしい建物が2棟建っていました。

個性VS没個性。

経年劣化する建物VS経年美化する建物。

お隣の方々は、どう感じるのでしょうか?

聞いてみたい気もします。

 

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