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OB宅にお邪魔して来ました。
今回は建具の不具合を直すのが目的。
「玄関に設けたシューズクロークの扉がスムーズに開け閉め出来ない。」
定期巡回の際に相談されたんですよね。
こちらのお宅ではガイドレールをタイル仕上げの土間に埋め込み、下荷重の折れ戸を吊り込んでいます。
こんな納まりです。
折れ戸を開閉すると、途中で引っ掛かってしまいます。
原因は、すぐにわかりました。
以前にも、他のお宅で同じ症状が出ていたからです。
原因説明の為にイラストを描いてみました。
折れ戸下に取り付けられたガイドピンの写真です。
中央赤丸部分が、開閉の度にレールと擦れるので、摩耗しています。
この写真を見ると、よくわかると思います。
左が新品、右が不具合品です。
イラストのように、摩耗すると先端が下に下がってしまいます。
レールを留めているビス頭に当たってしまい、開閉不良になる訳です。
イラストではビス頭を丸く描いていますが、現場は頭の平らなビスで留め付けています。
それでも、引っ掛かってしまうようです。
まずは、メーカー担当者に電話して、ガイドピンのユニットを4個取り寄せます。
当然、無償にしてもらいました。
脚立を立て、建具を一旦取外します。
外した建具下側に取り付けられたガイドピンユニットです。
取り外すと、こうなります。
ここに新しいガイドピンを挿し込み、もう一度建具を吊り込んで完了です。
建具×2SET、計4個のユニットを交換しました。
すり減ったユニットは、ゴミとして破棄します。
摩耗する部位に、樹脂を使うなんて・・・。
どう考えても設計ミスだと思うんですよね。
まだ、5年しか経っていません。
室内で使う場合と違い、砂が入る事もあるからでしょうか?
砂が入れば、より摩耗が進みます。
それでもガイドピンユニットの無償供給が続くうちは、我慢出来ます。
有償なんて言い始めたら・・・。
猛抗議するしかありません。
交換に要する時間は、10分/本くらいでしょうか。
サービス扱いで対応していますが、交換の手間だってバカになりません。
既に5件ほど発生してるんですよね・・・。
メーカーに改善要求はしているんですが・・・。
posted by Asset Red
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