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今回は失敗談です。
防水バルコニーの漏水リフォームを現在行っています。
下地が出来上がりFRP防水を塗る予定でしたが、あいにくの雨です。
止む無く順延することになりました。
様子を見に職人さんが来ていたので、声を掛け下見をお願いしました。
ところがです・・・。
とんでもない事が発覚しました。
「監督さん、これFRPじゃないよ。」
「多分、リボールマイティだと思う。」
えっ!そんな・・・。
お施主様から頂いていた図面には、FRP防水と書かれていたのに・・・。
リボールマイティは水性です、有機溶剤を使うFRP防水とは相性が良くありません。
別の防水工法に変えなければ・・・。
急遽、施工業者を振り返ることにしました。
リボールマイティとFRP防水、良く見れば違います。
前者は塗膜防水の為、表面の凹凸が少なくなっています。
でも後者はFRP繊維を2層重ね、樹脂を含侵させトップコートを塗布する為、表面に凹凸があります。
同じグレー色とは言え、良く観察すればわかったのに・・・。
図面を信じていた私の落ち度でした。
でも、なんとか明後日に施工して貰えそうです。
良かった・・・。
濡れた下地の乾燥にも、ちょうど良いし。
ここからは、愚痴&反省です。
設計図書には正しい情報を載せてくれなければ意味がありません。
途中で設計変更でもあったのかな?
もしかしたら担当監督の図面や保存図書には、正しい情報に訂正されているのかもしれません。
でも、既にその企業は無くなっています。
現場で発生した変更部分を書き込んだ図面を『竣工図』と言います。
弊社では、現場における変更はあまりありません。
でも、まれに発生する変更事項は必ず保存用の図面に書き込むようにしています。
これを、お引渡しの時点で引き渡す必要を強く感じました。
もしかしたら、お客様の手にあったのかも知れません?
でも、正しい図面かどうかをご理解戴けていなければ意味ないでしょ?
『他人のフリ見て、我が身を直せ』と言います。
竣工図引渡しを再度徹底したいと思いました。
もっとも、図面を100%信じていた私も迂闊でしたが・・・。
posted by Asset Red
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