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今日は暖かくなるらしい・・・。
天気予報が告げていました。
でも練馬・板橋の空はどんよりと曇り、少し肌寒いくらいです。
『FPの家 H邸』
今日は地盤調査を行いました。
いつものジオカルテⅢ(全自動式SWS試験機)を使い、建物の四隅および中央部の地耐力を測定します。
SWS試験とは、スウェーデン式サウンディング試験の事。
広く一般的に地盤調査に用いられる試験です。
地面におもりを載せたロッドを差し、必要に応じて回転を与え、その沈み方で地盤の支持力を調査します。
作業者が準備をしている間、敷地を眺めていて気になる点が2つほどありました。
➀隣地境界線の向こう側に切株がありました。
お隣の所有物だし、越境している訳でもありません。
でも、いずれはシロアリや木材腐朽菌の巣になるかも知れません。
不安が残ります。
根っこは間違いなく越境していると思うし・・・。
お隣さんに相談してみようかな?
②敷地南側の一部にコケの生えている所があります。
日当たりは良くありません。
近づいてみると、下屋からの雨水排水が地中の排水管に接続されていません。
雨が降ると、そのまま敷地に流れて来ます。
すぐ近くに排水桝があります。
ここに接続すればいいのに・・・。
雨が降るたびにぬかるむのも気分の良いものではありません。
こっちも相談してみようかな?
そんな事を考えているうちに、作業が始まったようです。
1ポイント目にジオカルテⅢの据付完了。
測点中央にスクリューポイント先端が来るように、位置を調節します。
試験機の水平を確認して、試験を開始しました。
途中何本かのロッドを継ぎ足しながら、どんどん試験を続けます。
思ったほど、良い地盤でもないみたい。
意外と沈む速度が速いんです。
事前の周辺調査データーを使った判定では、『改良の必要なし』となっていました。
改良することになれば、その分予算を切り詰めなくてはなりません。
どうしよう・・・。
なんとも微妙な感じです。
10m付近で試験終了です。
下記条件に合致した場合、SWS試験は終了となります。
➀貫入深度が10mに達した場合
②貫入5cmあたりの半回転数 が50回転以上となった場合
③固い地層に達し、回転時の 反発が著しく大きな場合
④大きな石などの障害物 に当たった場合
また地盤補強が必要とされる場合で、調査深度10.00mまでに支持層が確認出来ない場合は、調査深度15.00mまでの調査を実施する必要があります。
1ポイント目の場合は、②に該当します。
どうやら、9m付近から固い地盤になるようですね。
耳を近づけてみると、シャリシャリと音がします。
砂質土のようです。
試験が終了したので、機械を逆転させロッドを引き抜きます。
ある程度引き抜くと、ロッドの継ぎ目部分を外します。
ロッドを引き抜き終えたら、試験機を一旦ばらして、次のポイントまで運びます。
車輪がついているとは言え、中々大変そうです。
次のポイントはここです。
赤い印がみえるでしょうか?
これは、先程試験をおこなった1ポイント目の穴です。
そして試験後のスクリューポイント先端です。
砂混じりの粘土が付着しています。
ロッド全体が湿っていて、黒い土が付着していました。
2ポイント目に据付開始です。
1ポイント目と同じ要領で試験を行いました。
少し、地盤が軟らかいようですね。
大丈夫かな?
この調子でいけば、お昼前に5ポイント全ての試験が完了できそうです。
正式な結果も1両日中に出ると思います。
まずは速報をもって、改良の有無を確認しなければなりません。
サムシングのHPで手動式SWSの試験方法動画を見ることが出来ます。
ご興味のある方は、以下の動画をご確認ください。
posted by Asset Red
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電話:03-3550-1311
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