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今日の練馬・板橋は春の陽気です。
でも、風が強いんです。
作業をしていると、暑くなって上着を脱いだり、風が強くて上着を羽織ったり・・・。
そんな中、リフォームの現場でアルミ笠木を設置しました。
朝一番に材料を搬入しました。
事前に採寸を行い、既にアルミ材の加工は終わっています。
バルコニーに上がって最初の作業は、墨出しです。
腰壁天端に墨壺を使って芯墨を出します。
青い墨が壁芯、そして黄色い墨が通り芯です。
リフォームの為、既存の腰壁をそのままにしています。
その為、壁の通りがよくありません。
本来であれば、双方の墨が合致する筈なのに・・・。
一番ひどい所では、7mmも墨が離れていました。
芯墨を出したら、次は支持金物の設置場所を決め、ビス穴の位置を出します。
支持金物は、こんな感じに取り付ける予定です。
壁に対して、金物を縦に設置する事にしました。
こんな風にビス穴の位置を書き込みます。
ここで、問題が発生しました。
壁の通りが悪いので、支持金物の台座部分がアルミ笠木裏側にあるツバに干渉する事がわかったんです。
急遽、横向きに取り付ける事にしました。
これなら、ツバに当たらずに済みます。
天端の墨も速やかに是正しました。
墨に合わせて、天端に下穴を明けます。
台座を仮置きし、穴にシーリング剤を充填。
そこにステンレスビスを挿し込みます。
ステンレスビスを本締めして、支持金物の取付完了。
笠木受けも、同じ要領で取付けました。
写真は、開口部分の縦下地に取り付けた笠木受けを撮ったものとなります。
縦コーピング納まりになっている為笠木受けを設置しましたが、実はこの下地、少し内側に開いていました。
このまま笠木を付ける訳にもいきません。
パッキン材を噛ませて、調整しました。
予想以上に準備に時間が掛かってしまいましたが、ようやくアルミ笠木の取付です。
コーナー部分には、水切シートを貼り付けます。
笠木に支持金物の位置をマークし、穴を明け、笠木受けに嵌め込むだけで施工完了です。
この後、木口プレートを取付け、縦コーピングを施工しました。
ここでお昼休みの為、現場を一旦離れます。
午後一番、リフォームの現調に行った為、現場に戻ったのは3時頃でした。
既に手摺は完成していました。
飾り格子も写真の通りです。
コーナーに被せたカバーだけは、いつも残念に思うんですよね。
どう考えても恰好悪い思うんです。
でも、これがあるから雨漏りが少なくなっています。
当然、水切りシートの影響も大きいとは思いますが・・・。
既存の笠木は、コーナー部分と支柱周りの穴回りのシールが切れて漏水していました。
シールはいつか切れます。
シールだけに頼った止水処理は、問題アリだと思います。
それでも、もう少しスッキリした納まりにしたいなぁー。
と思うんです。
漏水で腐った躯体を交換し、防水仕上げを施し、アルミ笠木を交換して今回のリフォームは完了です。
今は無い大手ハウスメーカーの仕事を、色々と勉強させてもらいました。
施工時期もあると思います。
今では信じられない事も行われていました。
そもそも、施工図が残っていないんですよね。
施工図があれば、もっとスムーズに修繕できるのに・・・。
設計図書の保管、やっぱり重要だと思います。
posted by Asset Red
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