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今日は『家づくり相談会』の日。
マスクと次亜塩素酸水スプレーを用意して、完全予約制にて開催しました。
とはいえ、こんな時節です。
思った以上に、参加人数が少なかったんです・・・。
そんな中、土地探しの真っ最中という方が、いらっしゃいました。
弊社商圏の場合、土地が高いので中々見つからない事が多いんです。
見つかったとしても、結構なお値段です。
総予算からはみ出る方が大半です。
そんな話をさせて戴きました。
「建物なんて、2,000万円もあれば充分建ちます。」
これ、土地探しをしている方に不動産業者が良く言う言葉です。
「総予算が6,000万円なんでしょ?土地代金が3,800万円、これなら大丈夫!」
なんて具合です。
気をつけてくださいね。
そんな値段では、まともな家は建たないと思います。
はっきりと、言わせて戴きました。
だいたい不思議なんですよね。
だって消費税が3%の頃から、この金額は変わっていません。
(税別なのかな?)
建設部材は徐々に上がっています。
運賃だって、高騰するばかり。
荷受け人や横持ち人工を求められたり、空振りした際の手間賃を請求されたり・・・。
人手不足に労働環境の改善が加わり、手間賃だってうなぎのぼりの様相です。
そもそも、耐火・耐震・耐風・省エネ・耐久性等、建物に求められる性能は高くなる一方でしょ?
建設費用が上がる事はあっても、下がる事はないと思います。
そもそも、建物の構造・規模・仕様等により、建物価格は当然変わります。
何にも聞かないうちに、どうして2000万円で建つなんて言えるんだろう?
長年の経験で、大体の予算がわかったとしても、道路条件や材料置き場・駐車スペースの有無によって工事費は大きく変わります。
建設地が防火地域や準防火地域(新防火地域含む)であれば、なおさらです。
建物のグレードによる価格は、千差万別の筈。
本見積りを見るまでわかりません。
概算見積を鵜のみにしていれば、後で痛い目に合ったりして・・・。
そんな訳で、こんなデーターを見てもらいました。
なんとなく参考になると思います。
リクルート住まいカンパニーの「注文住宅の建築費用」より抜粋したデーターです。
首都圏の注文住宅の建築費用は平均3,034万円(前年比+50万円)になっています。
ちなみに全国の注文住宅の建築費用は平均2,902万円(前年比+95万円)。
どちらも、前年よりも上がっています。
そして首都圏の方が、全国よりも高いこともわかります。
この数字自体も、どんな内容なのか定かではありません。
でも、少なくても不動産業者の2,000万円よりは信憑性高いんじゃない?
そんな話で終わりました。
今まで、何回聞いたかなぁー。
2,000万円で建ちますよ。
という言葉、毎回聞く度に意気消沈なんです・・・。
コロナ禍の中、ご来場くださった皆さん、本当にありがとうございました。
次回は、『FPの家 K邸』の基礎配筋見学会を開催する予定です。
日時等、詳細は弊社HPに掲載する予定です。
奮ってご参加ください。
posted by Asset Red
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