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まさに春といった陽気です。
先日までの強風もウソのように納まって、穏やかな練馬・板橋。
朝一番、OB宅にお邪魔して来ました。
先日、電話を戴いていたんです。
「一本引きの扉が倒れて来ました。」
「戸車がおかしいようです。」
築12年目のお宅です。
当時は、某メーカーの無垢扉を採用していました。
「戸車が、もう限界なんだと思います。」
「建具自体は随分前に廃盤になっているので、戸車が残っているか確認してみます。」
早速メーカーに連絡を入れ、在庫状況を確認しました。
「建具自体は既に廃盤になっていますが、戸車は他の建具と共通になっている為、現在も販売しています。」
との事。
良かった・・・。
ついでに、今後の動向も確認しました。
「今のところ、廃盤になる予定はありません。」
との事。
その旨をOBに報告し、部品を発注。
入荷次第、戸車の交換をする事にしました。
「当面は廃盤になる事もないようなので、今回は必要な分だけ発注させていただきます。」
無くなりそうであれば、念のため余分に発注する事をお勧めするつもりでした。
無くなってしまえば、開閉不良を直すのも大変ですから・・・。
昨日、無事戸車が届きました。
早速アポを取り、本日交換をして来た訳です。
工事自体は、非常に簡単です。
1人で10分程度で完了。
「えつ、もう終わったの?」
奥様もびっくりしていました。
マニュアルには、厚さ3mm程度のパッキンを戸車と床の間に挟んで作業するように書かれています。
でも面倒なので、ドアを一旦外して作業を行いました。
写真右側の樹脂部分が戸車部品です。
左側のネジを緩めれば外れます。
ここに、そのまま新しい部品を挿し込み、ネジを締めるだけ。
これを2個分行い、ドアを建て込み、最後に建付け調整をして完了です。
ドライバー×1本あれば出来る簡単修理です。
左が破損した戸車部品、そして右側が新しい部品です。
見事に割れていました。
その後、事務所に帰り、改めて破損した部品を眺めて思ったんです。
建具の両側に付いていた古い戸車部品です。
特に雑に扱っていたとも思えません。
わずか12年で、この有様です。
双方とも見事に樹脂部分が割れています。
厚さ1mm程度の樹脂です。
そりゃ、割れるよね。
だって、無垢の建具だもん。
重いでしょ!
あまりの華奢っぷりに呆れました。
昔の戸車って、金属製でしたよね?
樹脂の寿命なんて、当然短いと思います。
10年経ったら、また交換する羽目になりそうです。
その時、部品は残っているのかな?
部品の廃盤情報なんて、事前に来ないんですよね。
どうせ、OEMなんだから、他メーカーの戸車と仕様を同じにして『汎用性』を高めて欲しいと思います。
ちなみに、今回の部品は税別3100円(2個セット)でした。
もっと高くても良いから、丈夫にして欲しいですよね。
posted by Asset Red
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