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たまには、木の話を書きたいと思います。
においの話です。
匂いとかく場合もあるし、臭いと書く事もあります。
今回の場合は、どっちで書くのかな?
読んだ後に皆さんで考えてみてください。
まずは、α-ピネンの話です。
木材には、脳の記憶を活性化させると言われる『α-ピネン』という物質が多く含まれています。
例えばヒノキ・スギ・ヒバ・ユーカリなどが、これを多く含む木です。
3種類の音を記憶させ、1番低い音が鳴った時にボタンを押すという実験をすると、こんな結果になったそうです。
香りをかがない時とヒノキ精油の香りをかいだ時の比較です。
実験結果を見ると、後者の方が脳の反応速度がアップする事がわかります。
集中時にみられる脳波P300の振り幅が平均で10~20%もアップしているんです。
森林浴には人を癒す効果が認められています。
木材が発する芳香物質『フィトンチッド』の効果と言われています。
スギチップを使った実験では、香りを嗅ぐことで血圧が低下することもわかっています。
血圧はストレスがあると上昇します。
つまり血圧が下がったという事は、リラックス出来た事を示します。
さらに木材の香りには、ストレスを軽減させ免疫力を向上させる効果も期待できるんです。
加えて木材の香りには脳を活性化する効果も確認されている訳です。
凄いですよね?
但し、においを嗅ぐだけで頭が良くなる訳ではありません。
勉強の効率が上がるだけ・・・。
残念
続いて消臭の話です。
消臭と言えば炭を思い浮かべるのでは?
でも、木材にも消臭効果はあるんです。
例えばスギに多く含まれる『タンニン』は、においの原因であるアンモニアなどの悪臭成分を吸着します。
そしてスギの香り成分を凝縮した精油には、食中毒を引き起こす黄色ブドウ球菌の活動を抑制する効果もあります。
ヒノキ精油には、カビの生育を抑制する効果も期待できるとか・・・。
これらの効果は、木材に加工しても変わらないそうです。
匂い?
臭い?
文中では香りという言葉を使わせて戴きました。
日本語って難しい?
日本語って素晴らしい!
素晴らしいのは、木材も同じです。
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