防湿フィルム

いよいよ、緊急事態宣言が出るかもしれません・・・。

どうなるのコロナ禍。

まずは冷静に、出来る事をやるしかありません。

グリーンピースが、こんなマニュアルを無償配布していました。

早速DLして、印刷。

店頭及び現場に設置してあるパンフレットスタンドに、何部か挿しておきました。

こんな感じです。

少しでも、お役に立てれば良いんですけど・・・。

コロナのお陰で、気分は晴れません。

モヤモヤする事ばかりです。

でも、練馬・板橋の空は爽やかな快晴となりました。

『FPの家 K邸』

先日打設した捨てコンもすっかりと乾きました。

早速、遣り方に水糸を張り、下げ振りを使って墨付を行いました。

写真左側及び上側の交差する2本の線が、基礎立ち上がりの中心線です。

そして、その右および下の交差する2本の線が、型枠を設置するガイドラインとなります。

同様の墨が、捨てコンの上にアチコチ引かれています。

これが捨てコンの役目のひとつなんです。

捨てコンがあれば、このように墨を記すことが出来ます。

でも捨てコンを省略すると、墨を記すことが出来ません。

まさか、砕石の上に墨を出すわけないし・・・。

どうやってるんだろう?

もうひとつの役目については、後日説明したいと思います。

こっちの方が重要なんですよね。

お楽しみに・・・。

捨てコンを打設する必要の無い部分を撮ってみました。

中央に写っているのは、防湿フィルムと地面から上がって来た水蒸気が結露したものとなります。

これが防湿フィルムの役目です。

コンクリート自体も、『防湿コンクリート』という位ですから、水蒸気を通しにくい性質を持っています。

これを透湿性と言い、通しにくさを示す値を透湿抵抗値と言います。

そもそも、湿気は量が多いところから少ないところへ移動します。

また、その量や時間は移動する材の透湿抵抗によって変わります。

単位は、㎡・h・mmHg/g。

1m2当たり、1時間に1gの水分(湿気)を通すのに、どの位の気圧差(mmHg)が必要かで表します。

だから、数値が大きいほど湿気を通しにくい素材を表します。

上表を見ると、厚さ100mmのコンクリートの透湿抵抗は70㎡・h・mmHg/g。

厚さ0.1mmの防湿フィルム(ポリエチレンシート)のそれは、300㎡・h・mmHg/gとなっています。

ちなみに厚さ9mmのOSBの透湿抵抗は31.6ですから、コンクリートの半分位は湿気を通すことになります。

コンクリートって、思ったよりも湿気を通すんですね。

だから、弊社では防湿コンクリートの下に防湿フィルムを敷くようにしています。

 

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