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一向に収束しないコロナ禍の中、注目を集めているのが換気だと思います。
ここでクイズを出しましょう。
Q.人が一生涯で一番多く摂取するのは何だと思いますか?
食べ物?
飲み物?
空気?
他にもあるかも知れませんね。
食べ物や飲み物は毎日の事ですから、それなりのウエイトを占めています。
でも口から身体の中に入る物質で一番多いのは空気なんです。
空気は、人が身体の中に採り入れる物質の83%を占めています。
室内空気57%
公共施設の空気12%
産業排気9%
外気5%
次に多いのは、飲み物で8%。
そして食べ物は7%、その他2%という順番になります。
空気の占める割合にびっくりしたと思います。
そして、自宅で吸う空気の多さにもびっくりした事でしょう。
空気全体の75%は自宅の空気なんです。
これを重量比でみると、こうなります。
自宅で吸う空気は、総重量の56%になります。
つまり私たちが一生の中で口に入れるものの半分以上は、自宅の空気なんです。
口に入れるものは、何であれ私達の身体に影響を及ぼします。
自宅の空気を一番口にするのであれば、その質が問題になる筈。
良い質の空気を吸えれば身体に良いし、良くない空気を吸えば健康を損ねる事になります。
多くの方が、こんな当たり前の事に気付かなかったなんて、不思議で仕方ありません。
空気の質と言えば、シックハウスという言葉を思い出す方も多いでしょう。
でも、他にも色々あるんです。
二酸化炭素・一酸化炭素・硫黄酸化物・窒素酸化物・臭気・粉塵・真菌・細菌・ダニ。
水蒸気も、そのひとつです。
これら汚染物質を排出し、新鮮空気を導入するのが換気です。
室内空気の質をIAQ(Indoor Air Quality)と言いますが、最近は空気清浄機でこれを向上させようとする方が多いように感じます。
でもフィルター性能に頼るのって、危険だと思います。
対応できる汚染物質に限りもあるでしょう。
フィルターの使用期限も心配です。
あくまでも、適切な換気との併用が基本だと思います。
posted by Asset Red
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