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冷たい雨が降っています。
しかも、雨足がかなり強いんです。
春とは思えません。
『FPの家 K邸』
コンクリート打設の予定を延ばしておいて良かった・・・。
そんな訳で、今日は現場休業日。
朝一番、頼んでおいた金物が届いたというので引き取って来ました。
アンカーボルトです。
基礎に埋め込み、土台と緊結するための重要な金物となります。
弊社の場合、A-40と言われる普通のアンカーボルトおよびA-60・A-70といったホールダウン金物用のアンカーボルトは、基礎業者持ちになっています。
これがA-40、どこでも普通に使われているアンカーボルトです。
太さ12mm×長さ400mm、M12-400なんて書き方をする場合もあります。
そして、これがA-60とかA-70と言われるアンカーボルトです。
太さ16mm×長さ600mmもしくは700mm、M16-600もしくはM16-700なんて書き方をする場合もあります。
上イラストで言えば、アンカーボルトと書いてある方がA-40を示しています。
そしてホールダウン金物に接合しているのがA-70となります。
土台の場合、2.7m毎にA-40を使って基礎と緊結しなければなりません。
また継手や仕口がある場合は、雄木側にA-40を設け緊結します。
イラストのように、同一方向に材を繋ぐ場合が継手です。
そして、材が直交する場合が仕口になります。
どちらも上に載る方が雄木、下で受ける方が雌木となります。
イラストに黄色い円柱が見えると思います、これがアンカーボルトです。
設置する位置も、基礎伏図で細かく指示するようにしています。
またアンカーボルトは、埋込寸法も重要となります。
イラストのように、A-40の場合は250mm以上の埋込長さを確保しなければなりません。
また、ホールダウン金物を基礎に直結する場合に設置するA-70の埋め込み長さは360㎜以上です。
ただしホールダウン金物が25kN 以上になった場合は、計算により埋め込み長さが変わってくるため注意が必要です。
実は今回発注したアンカーボルトは、これに該当していました。
基礎伏図に構造設計者が記載していた4種類のアンカーボルトは、それぞれ1~12本という少なさです。
問屋で箱買いすれば、余ってしまいます。
さりとて、ホームセンターで買えるようなメジャー製品でもありません。
「こっちで手配して、現場に届けます。」
つい現場で、そう言ってしまいました。
最近のアンカーボルトって、色々な工夫がしてあります。
先端がきのこのように広がっていたり、ヘビのようにグニャグニャ曲がっていたり、中には二股に分かれていたりします。
どれも、表面積を大きくし付着力を向上させるのが目的だと思います。
付着力が向上すれば、埋込長さは短くて済みます。
そうすればアンカーボルトは短くなり、施工性が上がります。
ついでに安くなればいいのに・・・。
現場には、明日届ける積りです。
明日は、コンクリートを打設します。
夜には雨も止む予定、明日は終日晴れるそうですから・・・。
posted by Asset Red
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