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狭小地が多い弊社の商圏では、充填断熱工法による住まいの高断熱・高気密化をお勧めしています。
原則として床断熱を採用し、浴室や玄関の土間部分のみ基礎断熱を採用しています。
耐圧盤および基礎の立ち上がりに発プラ系断熱材を貼る事で、断熱する方法です。
床下にはHFOを発泡剤とした硬質ウレタンフォーム105mmを採用していますが、これに比べて基礎断熱部分の断熱が著しく脆弱と思われます。
熱抵抗で言えば前者は5.25、後者は2.38になります。
納まりの都合で厚く出来ないのが、その理由です。
真空断熱材って、どうなのかな?
以前から、気にはなっていたんですよね。
でも価格的に厳しそうだし、釘を刺したりカッターで切れ目を入れると効果がゼロになってしまうらしい・・・。
取扱いが難し過ぎて、使えそうもありません。
試しに旭ファイバーグラスのビップエースのページを覗いてみました。
こんな外観をしています。
一般に真空断熱材とは、断熱材の周囲を真空状態にし、気体による熱伝導を限りなくゼロに近づけることにより、断熱性能を高める真空技術を利用した断熱材です。
旭ファイバーグラスの真空断熱材ビップエース(VIP-A)は、真空断熱材用に特別に開発されたグラスウールを芯材に用いることによって、さらにその断熱性能を向上させました。
ビップエースの熱伝導率は、0.002W/m・K という優れた断熱性能を実現しています。
これは、従来の断熱材の10倍~25倍、ウレタン等を用いた他素材の真空断熱材よりさらに優れたトップクラスの性能です。
ビップエース(VIP-A)は、通常品でもわずか6~18mmのパネル状。
従来の断熱材に比べて驚くほど薄く、軽量化ができます。
ちなみに厚さ10mmの時の熱抵抗は5.00になります。
基礎側に貼り付け、その内側に発プラ系断熱材を貼れば納まり的にも問題ありません。
これで、熱抵抗は5.95になります。
確かに高性能、これなら床断熱と孫色ありません。
また、90°までの折り曲げ加工も可能です。
折り曲げはOKなんですね。
でも、穴明けや切り傷については何にも謳っていません。
他メーカーのカタログを見ると、こんな注意書きがありました。
「真空断熱材の取扱いについて/真空断熱材は外部材(金属ラミネートフィルム)の内部を真空状態に保つ事で性能を維持します。よって、キズや穴明きにより、内部が真空でなくなる(=真空破壊)と性能が低下します。」
やっぱり・・・。
ビップエースなら、省エネ、省スペース、コスト削減など大きなメリットが期待できます。
という文言も気になりました。
本当かな?
全て、受注対応のようですね。
納期も心配です。
早速、見積を取ってみようと思います。
経年による性能劣化も心配ですよね。
色々と聞いてみたいと思います。
posted by Asset Red
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