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今朝の寒さがウソのように暖かい練馬・板橋です。
先日から始まったプチリフォームですが、今は左官屋さんが頑張ってくれています。
先日は2人掛かりで、ビーニールクロスを剥がしました。
裏紙が強力に付着していて、中々剥がれなかった所も多かったそうです。
石膏ボードの紙が剥がれてしまい、石膏が顔を出してしまった所もあったので、そういった箇所にはパテ処理も行ってもらいました。
今日からは一人で、天井&壁のスイス漆喰を塗って貰います。
まずは、シーラーの塗布からスタート。
折角漆喰を塗っても、下地が剥がれてきては元も子もありません。
シーラーは『seal』=シールする・接着する・覆い隠す・塞ぐという英語が語源になっている用語なんだそうです。
塗装や漆喰塗りの際に、塗装面と仕上げ塗料の接着が悪いと、塗膜が剥がれるなどの劣化が起こりやすくなります。
シーラーを先に塗ることで接着剤のような役割をして、塗装面と中・上塗り塗料との密着性を高めるのがその役目ですが、同時に下地自体の強度を上げる効果も期待出来るんです。
塗っては乾かし、塗っては乾かす。
この繰り返しです。
その後、ミネラル下地材を塗って今日の作業は終了の予定です。
ミネラル下地材とは、スイス漆喰専用の下地材です。
ブナセルロース粉・大理石粒・大理石粉・チョーク粉・カリ塩水ガラス・オーガニックコンパウンド・水・タルカム・二酸化チタンが原料の全てです。
危険な物は一切使用していません。
この中の大理石粒が良い仕事をするんですよね。
以前に自宅でスイス漆喰をセルフ施工した事があるんですが、その時に、この石粒に感謝したものです。
粒の有り無しで、施工性が全然違うんです。
石粒があると、漆喰の付着性が高くなり施工性が良くなるんです。
しかも他の材料と相まって、下地と漆喰の密着性を高め、水引きを抑える効果があります。
下地が上塗り材の水分を吸い過ぎると、施工がしづらくなったり、施工自体の不良になります。
これが水引きを抑える意味です。
仕上がりにも影響するようですよ・・・。
そして明日は、いよいよスイス漆喰を塗り始めます。
シーラーを乾燥させ、ミネラル下地を塗布するまでの時間が空くので、この時間を使ってスイス漆喰のパターンを確認してもらいます。
パターンひとつで表情が変わりますからね!
施工を見守る奥様も、ワクワクして楽しそうな顔をしていました。
posted by Asset Red
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