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世間ではもう、GW休暇に突入している企業も多いようですね。
もっとも最近はGWではなく、ステイホームウィークと呼ぶそうです。
とにかく不要不急の外出を避け、三密を避けなさい
という訳です。
大手ゼネコンに続き、ハウスメーカーでも現場を停めるところが出始めたそうですね。
更なる状況確認が必要になりそうです。
とは言っても、取り敢えず弊社現場も今日から5月6日までは休業となります。
この間に、不測の事態が起こらないよう願うばかりです。
『FPの家 K邸』
昨日、外部給排水管の先行施工が終わりました。
以前は、外部給排水管の施工と言えば足場が撤去されてから行われていました。
でも最近は、基礎工事が終わった後に行う事が多くなっています。
狭い現場の場合など、ほぼ100%の確率で行います。
だって、施工が楽なんです。
基礎の上を歩けるから、資材の運搬も楽です。
建物に汚れや傷をつける心配もありません。
ブルーシートを基礎の上に敷けば、掘った土を仮置き出来ます。
こんな具合です。(他の現場写真を流用しています。)
そして配管が終われば、直ぐに埋め戻すことも可能です。
足場解体後であれば、掘り起こした土を邪魔にならない位置まで運ばなければなりません。
埋め戻しも同様です。
足元が悪いから、結構大変なんです。
建物に養生だって必要です。
手間が倍以上かかると思います。
以前は、こんな心配をしていました。
配置して汚水桝の上に足場を立ててしまい、荷重で排水桝が下がってしまう。
そうなると、排水勾配も変わってしまいます。
結局、配管をやり直す事になる。
でも最近は、足場を立てる際に板等を渡して荷重を掛けないように配慮しています。
雨樋用の配管位ですね、足場を撤去してから行うのは・・・。
こんな具合に配管しました。
丸い蓋が汚水桝です。
こんな部材を埋めています。
汚水桝と汚水桝の間を様々な太さのVU管で繋ぎます。
この時の排水量や流れる汚物の違いによって、配管の太さや勾配を変えています。
基礎の内側は、こうなっています。
写真は汚水配管。
こっちは給水配管です。
この後、それぞれの位置に配管を延長しなければなりません。
でも、それはGW休暇明けになる予定です。
外側はこうなっています。
この部分が危険なんです。
イラストのように、シロアリの侵入口になる可能性が高いんです。
弊社では、必ず地盤面より高い位置で基礎を貫通させるようにしています。
こんな風に地面の中で貫通すると、配管回りの隙間からシロアリが侵入する可能性が高いそうです。
しかも温かい排水が流れる場合もあるので、寒がりのシロアリにとっては格好の休憩場所になるそうです。
シロアリって、寒がりの癖に冬眠はしないそうです・・・。
地面から上にしておけば、風に当たったり陽に当たって体表面が乾燥するのを嫌がるシロアリの侵入を妨げることが出来ます。
そして、その隙間に防蟻成分の入ったシーリング剤を充填しています。
こんな感じです。
こんなシーリング剤を使っています。
一般的な防蟻シーリングとは違い、ホウ酸含有の油性シールの為、硬化せず防蟻成分が気化する心配もありません。
従来の防蟻シールの成分って、合成殺虫剤なんですよね。
その効果は3~5年と言われています。
みんな、打ち替えているのかな?
これにて、休暇前の作業は全て終了しました。
休暇が明ければ、いよいよ土台敷きを行います。
posted by Asset Red
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