躯体検査、合格しました。

今日の練馬・板橋の空も灰色です。

しかも寒い・・・。

つい先日の真夏日が嘘のように思えます。

『FPの家 K邸』

朝一番に、筋交いおよび金物のチェックを行いました。

実は今回から、面材耐力壁の仕様変更を行っています。

 

今までのハイベストウッドに代わり採用したのは、『タイガーEXボード』です。

硬質せっこう板に、高防水・高防カビ性能を付加した外壁下地用耐力面材となります。

「えっ、石膏ボードを外壁下地に使って大丈夫なの」と云う方も多いと思います。

この製品を知った時、私が心配したのもその点でした。

でもカタログの説明を読むと、問題無いようですね。

従来の防水ボードと比較しても、その吸水性は5%ほど減少しているの事。

防カビ剤も添加されているので、カビの発生も抑制されています。

実際に戴いたサンプルを水に漬けて、しばらく放置してみましたが、予想以上に水を吸っていません。

カタログの実験結果に間違いは無さそうです。

『標準施工指導書』によれば、面材取付後2週間以内に『透湿防水シートによる防水措置』を行わなければならないそうです。

気をつけなければなりません。

その特徴は以下の通りです。(吉野石膏のカタログより抜粋しています。)

■業界トップクラスの耐火性能

タイガーEXボードは不燃認定材料だから火に強い


■湿気を逃がし長持ちする家づくり

タイガーEXボード9.5mmは湿気を通しやすい→通気層から湿気を外部に放出→結露の発生を抑制→耐久性UP! 長持ちする家

壁内部に発生する結露は、躯体を腐食させる原因になります。

耐力面材の透湿性って、意外に重要なんですよね。

実は、コレが採用の決め手となりました。

従来の面材と比較して、かなり湿気を通すんですよね。

■シンプルな防火構造

室内側の面材を自由にアレンジをすることができる

■確かな耐震性

壁全体で力を受け止めるため地震や台風に強い

■施工性の向上

断熱性能を確実に発揮しやすくなる

■高い寸法安定性

膨張・収縮などの寸法変化が小さいため施工後の不具合が生じにくい

ここには書いてありませんが、その他のメリット&デメリットもあります。

■とにかく重い

1枚当たりの重量が、3×10版で26.2kgもあるんです。

■壁倍率が2.3倍しかありません

構造計算の際に、不利となります。

■比較的安価です

耐力面材の中では、比較的手頃な価格だと思います。

色々と考え、トータルでこの製品を選びました。

採用決定の時点で、以下の仕様変更も決定していたのも大きかったと思います。

■壁倍率が大きくなります

2.3倍→2.7倍

■重量が軽くなります

26.2kg→21.2kg

現場の評判は、予想通りでした。

「もう少し軽いと良いんだけど・・・。」

「曲がらないから、ハンドリングが悪いんだよね。」

でも次の現場から5㎏軽くなる旨を伝えたら、安心していました。

専用のロール釘を使います。

電気亜鉛メッキ処理された、長さ50mmのN釘です。

釘の留付位置も印刷してあるし、特に問題は無さそうです。

EXボードの取付に際して、躯体側の準備も完了していました。

構造金物用の座彫り部分に充填されたウレタンフォームです。

金物は熱橋になるので、これを防ぐための対策です。

硬化したのを確認後、こんな風に平らに切削します。

そして、アルミテープを貼ります。

ウレタンの置換による断熱性能低下と、気密性を高める為に行っています。

ちなみにアルミテープの上には、面材もしくは乾燥木材を張らなければなりません。

釘ピッチおよび釘の種類を確認。

そして筋交いの仕様&配置と金物の取付。

柱頭・柱脚金物の仕様&取付位置を確認して、午前中は終了です。

3箇所程、補充&是正してもらいました。

そして午後は、瑕疵保険の検査となります。

住宅を新築する時は建築基準法が定めた耐震性能を確保しなければなりません。

出来上がった住宅がその性能を満たさない状態を「瑕疵」と云います。

この場合に請負業者は、補修により必要な性能を確保する義務があります。

これを瑕疵担保責任と云います。

新築住宅を供給した事業者が住宅瑕疵担保責任に基づき修補を行う場合に、保険会社が、その修補費用の一定割合を保険金として支払ってくれる制度が

瑕疵保険制度です。

保険の対象となる部分は、住宅の品質確保の促進等に関する法律第5条第1項および第2項に規定する「構造耐力上主要な部分」と「雨水の浸入を防止する部分」で、構造耐力性能または防水性能における瑕疵が保険の対象です。

この保険に加入する為には、現場検査を受け、これに合格しなければなりません。

今回受けたのは、『躯体検査』です。

イラストで言えば、真ん中に当たります。

柱の位置や筋交いの取付状況をチェックします。

こんな感じです。

 

足場に上がり、面材耐力壁もじっくりと見てくれました。

検査時間は30分程度ですが、かなりしっかり見てくれたと思います。

無事合格しました。

次は確認検査会社による中間検査を受けなければなりません。

 

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