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今日で連続5日間、はっきりしない天気が続く練馬・板橋です。
でも昼間に雨が降らないだけ、まだマシなのかもしれませんね。
『FPの家 K邸』
玄関ドアを取付けました。
と言っても、まだ枠だけなんです。
だって、扉が重いんだもん・・・。
帰る間際に、みんなで吊り込む予定です。
そうすれば、戸締りをして安心して帰れますから・・・。
今回採用したのは、超高性能木製玄関ドア『スゥエーデンドア』です。
こんな断面をしています。
扉の単板とガルバリウム鋼板をサンドイッチすることにより、扉の反りを防いでいます。
またドアにウレタンを充填することにより、高い断熱性を実現しているんです。
弊社事務所にカットサンプルおよび、ミニチュアドアを用意しているので、是非手に取ってご覧ください。
天然チークの重厚さが引き立つ扉&枠ですが、ちゃんと防火認定を取得しています。
加熱時の強度が鉄やアルミよりも高い木材は、火災にも強い耐久性を発揮します。
しかもスゥエーデンって、国の定める遮炎性能基準が高いそうです。
もちろん、これもクリアしています。
使用されているミャンマーチークは別名『本チーク』と呼ばれ、古来より最高級の建築材料として世界各地の建築物にも採用されているそうです。
扉の厚さは70mm、外枠寸法は988×2180mm。
国産ドアと違い、中々のプロポーションだと思います。(個人的には、国産ドアの背高のっぽプロポーションは好きになれません・・・。)
某国内メーカーの玄関ドア比較表を挙げてみました。
左から右にいくほど、断熱性能が低くなります。
ちなみに、それぞれのU値も挙げておきます。
K1.5仕様:0.89W/㎡・K
K2.0仕様:2.33W/㎡・K
K4.0仕様:4.07W/㎡・K
ただし、K1.5仕様には防火対応品がありません・・・。
今回採用した木製ドアのU値は1.19W/㎡・Kですから、その性能の高さに驚くばかりです。
当然、CPマーク錠を採用しています。
これは、警察庁・国土交通省・経済産業省と建物部品の民間会社が定めた『防犯性能確認試験』に合格した製品にのみ与えられます。
そして、3次元丁番も採用しています。
上下左右の調整は勿論、奥行きの調整も可能です。
国内メーカー品って、調整機能がないんですよね・・・。
建付けが狂うたびに、メーカーのメンテナンスを受けなければなりません。
当然、費用が掛かります。
メンテナンス部品の息が長いのも、海外メーカーを採用するメリットだと思います。
国内メーカー品のように、部品が無いからそっくり交換なんてこともありません。
安心の10年保証がついています。
玄関ドアにとって形状安定性も重要です。
木製ドアって、扉が反っちゃうことも多いんです。
でも通常の使用条件で、納入後10年以内に4mm以上の反りが扉に生じた場合には、無償で交換してくれます。
世界最高レベルの性能と品質を誇る木製玄関ドアですが、お客様によるメンテナンスが必要です。
定期的なお手入れを怠れば、表面にかさつき・割れ・剥離等を起こしやすくなります。
カビの生えやすい環境であれば、より配慮が必要でしょう。
でも、お手入れさえしていれば、天然木の持つ質感や木が齢を重ねていく事で、味わいを永くお楽しみ戴けます。
我が家では、年に1回の割合でメンテナンスを行っています。
慣れれば、楽しいですよ・・・。
現場では、窓の取付と共に窓周りの処理も行われています。
写真は、窓と躯体の間に設けられた10mmの隙間にウレタンを充填したところを撮ったものです。
上が硬化したウレタンです。
そして右が、それを平らに切削したところとなります。
ここにアルミテープを貼り、防湿・気密性を高めます。
貼り終わると、こうなります。
これは、従来のウレタンで行ってもらいました。
サッシの隙間に、ウレタンガンのノズルを挿しているところを撮ってみました。
ノズルを奥まで挿し込まないと、奥までウレタンは入っていきません。
ノズルの先端の太さは9mmあります。
その為、隙間を10mmにしている訳です。
ここには、新しいウレタンを充填してみました。
こんなウレタンです。
メーカー曰く、伸縮性があり、建物の動きに追従するとの事。
硬化したら、さっそく確かめてみたいと思います。
窓周りの場合は、発泡率も重要です。
以前試したウレタンは、スカスカ過ぎてダメでした。
確かに伸縮性は高いんですが、断熱性能に疑問が残ります。
かと云って、あまり高過ぎるとフレームが反ってしまう事があるんです。
その点も確認したいと思います。
後日、結果をご報告したいと思います・・・。
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