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ようやく暖かくなるようです。
久し振りの太陽を見たくて、出掛ける人も多いんでしょうね。
でも、またまだコロナ禍は終わっていません。
三密を避け、不要不急の外出は控えましょう
今日はエアコンの仕組みについて書きたいと思います。
物質は温度や圧力の変化によって、個体・液体・気体の3つの状態に変化します。
これを物質の三態といいます。
蒸発または気化とは、液体が気体に変化することをいいます。
逆に、気体が液体になることを凝縮または液化といいます。
これが、エアコンの仕組みを解き明かすポイントです。
エアコンの原理は、注射の際に消毒するアルコ-ルで説明することが出来ます。
アルコールを浸した脱脂綿で腕を消毒した直後に、スーッと冷たさを感じた経験は誰しもがお持ちだと思います。
これはアルコールが蒸発する際に、腕の熱を奪うために起こる現象です。
この時に奪われる熱を『気化熱』と云います。
腕の熱のように、室内の熱も奪うことが出来れば室内は涼しくなりますよね?
エアコンは、室内機と室外機がパイプで繋がれています。
あのパイプの中には『冷媒』と言われる物質が入っています。
パイプの中の冷媒は液体です。
でも室内機に運ばれ、『蒸発器(熱交換器)』によって圧力が下げられると、気体に変わります。
この時、蒸発器の回りの室内空気は気化熱を奪われます。
これが冷風の源であり、エアコンが涼しい風を吹き出す仕組みです。
気化した冷媒は、そのままパイプを通って室外機に戻ります。
ここで今度は『圧縮機』で圧力を掛けられ、液体に戻ります。
この時、機械の中では『液化熱』が生まれます。
この熱は、今まさに室内から奪ってきた熱なんです。
これを室外機から外に放熱し、そのまま室内機の蒸発器まで運びます。
この繰り返しです。
電気の力で熱を移動するのがエアコンです。
だから熱は無くなりません。
単に室内から室外に移動しただけ・・・。
室内が涼しくなった分、室外が暑くなります。
ヒートアイランド現象の一因とも言われているんです。
だからこそ、夏の涼しさはエアコン頼りではなく、日射遮蔽と高断熱化で乗り切らなければなりません。
えっ、通風ですか?
室外機からの熱風で暑くなった外気を採り入れても、涼しくないですよね・・・。
posted by Asset Red
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