CB120

毎週日曜日、現場はお休みです。

だから現場ブログは書きません。

でも、たまには書いてみようかな。

あっ現場が動いている訳ではありません。

ちゃんと、現場は休んでいますから・・・。

『FPの家 H邸』の話です。

基礎工事が始まる前に、境界ブロックの施工を行うことにしました。

敷地内に工事車両や材料を置けるし、建物が無い分作業や材料搬入に手間が掛かりません。

南・東・西の境界全てに、4段ほどコンクリートブロック(以下、ブロック)を積む予定です。

まず初めに、遣り方を行います。

そして、掘削&地業を行います。

次に行うのが基礎工事です。

建物本体ほど、ゴツイ配筋はしません。

ここにブロックを積んでいきます。

まずは一段。

そして、2段。

やはり、効率が良いですね。

この分なら、すぐに終わりそうです。

いつも、こうなら良いのに・・・。

国交省の『ブロック塀の点検のポイント』を挙げておきます。

今回の場合は、4段しか積みません。

GL+750が天端高さになるので、①はOKです。

塀の厚さは120mmですから、②も大丈夫です。

もちろん、C種を使っています。

建築用コンクリートブロックには、A種・B種・C種の3種類あるのをご存知でしょうか?

A種の規格は、気乾比重:1.7未満/圧縮強さ:4N/mm2以上。

B種の規格は、気乾比重:1.9未満/圧縮強さ:6N/mm2以上。

そしてC種の規格は、気乾比重:なし/圧縮強さ:8N/mm2以上となっています。

簡単に比較すれば、こうなります。

強度:C種>B種>A種

重さ:C種>B種>A種

C種がいちばん強度が強く、次にB種、A種と強度が弱くなります。

また、重さもC種がいちばん重く、次にB種、A種となります。

一般的にA・B種を軽量ブロック、C種を重量ブロックと呼んでいます。

ちなみに厚さ10cmのブロックであれば、A種は約7kg/個。

B種は約9kg/個、そしてC種は約9.5Kg/個もあります。

もちろん製品を作る工場などによって、多少重さは違うようです。

話を元に戻しましょう。

塀の高さが1.2m以下の為、控え壁はいりません。

よって③もOKです。

基礎も鉄筋入りコンクリートで作りました。

よって④もOKです。

もちろん、塀にひびや傾きはありません。

当然⑤もOKです。

D10(直径10mmの異形鉄筋)を2列ごとに入れているので、縦筋間隔は800mmになります。

上端に横筋も要れるので、⑥もOKです。

ちなみに高さが1.2m以下の為、根切り深さは300mmもありません。

完成したら、養生を行う予定です。

折角の新しいブロックが、汚れるのも嫌ですからね・・・。

 

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