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毎週日曜日、現場はお休みです。
だから現場ブログは書きません。
でも、たまには書いてみようかな。
あっ!現場が動いている訳ではありません。
ちゃんと、現場は休んでいますから・・・。
『FPの家 H邸』の話です。
基礎工事が始まる前に、境界ブロックの施工を行うことにしました。
敷地内に工事車両や材料を置けるし、建物が無い分作業や材料搬入に手間が掛かりません。
南・東・西の境界全てに、4段ほどコンクリートブロック(以下、ブロック)を積む予定です。
まず初めに、遣り方を行います。
そして、掘削&地業を行います。
次に行うのが基礎工事です。
建物本体ほど、ゴツイ配筋はしません。
ここにブロックを積んでいきます。
まずは一段。
そして、2段。
やはり、効率が良いですね。
この分なら、すぐに終わりそうです。
いつも、こうなら良いのに・・・。
国交省の『ブロック塀の点検のポイント』を挙げておきます。
今回の場合は、4段しか積みません。
GL+750が天端高さになるので、①はOKです。
塀の厚さは120mmですから、②も大丈夫です。
もちろん、C種を使っています。
建築用コンクリートブロックには、A種・B種・C種の3種類あるのをご存知でしょうか?
A種の規格は、気乾比重:1.7未満/圧縮強さ:4N/mm2以上。
B種の規格は、気乾比重:1.9未満/圧縮強さ:6N/mm2以上。
そしてC種の規格は、気乾比重:なし/圧縮強さ:8N/mm2以上となっています。
簡単に比較すれば、こうなります。
強度:C種>B種>A種
重さ:C種>B種>A種
C種がいちばん強度が強く、次にB種、A種と強度が弱くなります。
また、重さもC種がいちばん重く、次にB種、A種となります。
一般的にA・B種を軽量ブロック、C種を重量ブロックと呼んでいます。
ちなみに厚さ10cmのブロックであれば、A種は約7kg/個。
B種は約9kg/個、そしてC種は約9.5Kg/個もあります。
もちろん製品を作る工場などによって、多少重さは違うようです。
話を元に戻しましょう。
塀の高さが1.2m以下の為、控え壁はいりません。
よって③もOKです。
基礎も鉄筋入りコンクリートで作りました。
よって④もOKです。
もちろん、塀にひびや傾きはありません。
当然⑤もOKです。
D10(直径10mmの異形鉄筋)を2列ごとに入れているので、縦筋間隔は800mmになります。
上端に横筋も要れるので、⑥もOKです。
ちなみに高さが1.2m以下の為、根切り深さは300mmもありません。
完成したら、養生を行う予定です。
折角の新しいブロックが、汚れるのも嫌ですからね・・・。
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