雨の一日・・・

6月最初の日は、雨の一日になりそうです。

天気予報では、曇り時々雨だったんですよね・・・。

残念ながら、練馬・板橋の予報は外れてしまったようです。

『FPの家 K邸』

シャッターの取付を予定していましたが、1日延期して貰いました。

雨の中、作業してもらうのは忍びないですから。

外回りの作業も中止です。

室内の作業を進めてもらいます。

3階天井の防湿気密シート張りは終わりました。

天井点検口の開口部周りの気密処理も完了。

後は、断熱・気密点検口を設置するだけです。

早速、石膏ボードを張り始めました。

2階では、床に写真の建材を敷き始めました。

中には、こんな物が入っています。

厚さ6.0mmの合成ゴムとフェルトの複合品です。

これ、制振材なんです。

と言っても、地震対策品ではありません。

階上音の対策に使います。

音って振動ですよね?

これを制御するから制振なんです。

これをネダノン合板の上に敷き込み、その上にフローリングを張り込みます。

合成ゴム&フェルトの軟らかさが、軽量衝撃音を和らげてくれます。

おもちゃやスプーンを落とした時の音や、スリッパのパタパタ音が、これに当たります。

そしてゴムの重さが、ある程度の空気伝播音を遮ってくれます。

音楽や会話などが、これに当たります。

子どもが走り廻る時のドタバタ音を重量衝撃音と言いますが、これを和らげる為には、骨組を硬くするしかありません。

ゴムの重さも、ある程度は役に立ってくれますが・・・。

軽量衝撃音と透過損失の効果を示したグラフを挙げておきます。

床が軟らかくなる分、転倒時のケガが減るという報告もあるようです。

また膝裏の負担が少なることで、疲れが少なくもなるそうです。

1階天井には、こんな物を敷き込み始めました。

白い断熱材のような物、実はポリエステルで作られた吸音材です。

ペットボトルを再利用しています。

これを天井裏に敷き並べることで、階上音の低減が図れるんです。

こんな試験結果も出ています。

階上音対策って重要です。

住宅リフォーム紛争処理支援センターによれば、床の音に関するクレームは全体の15%を超えているそうです。

たとえ家族と言えども、毎日続く音だけ我慢できないんでしょうね。

そこで弊社では、吸音材と制振ゴムをセットにして標準施工としています。

音と言えば、排水音もあります。

「階上のトイレの排水音がうるさくて気になる。」というクレームも多いそうです。

弊社では、こんな部材を使って対策を実施しています。

排水配管を撮ってみました。

配管には、こんな被覆がしてあります。

よく見えませんね。

イラストのように、塩ビ管の回りに吸音材、そしてその回りに遮音材が巻かれているんです。

その効果も、実験で確認されています。

気密性の高い家って、外からの音があまり聞こえません。

その分、中の音が気になるんですよね。

そこで、こうした対策を行っている訳です。

もっと、しっかりやりたい場合には、費用に応じて対策を考えます。

防音工事の実績もあるので、心配ご無用です。

 

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