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練馬・板橋の梅雨入り初日は、雨から始まりました。
でもすぐに止んでしまい、今は陽射しが眩しいくらいです。
やっぱり蒸し暑い・・・。
『FPの家 K邸』
ユニットバスが完成しました。
こんな感じです。
換気乾燥機は設置しませんでしたが、ランドリーパイプだけは設置しました。
化粧鏡&化粧棚は、こんな感じです。
コロナ禍の影響で遅れ遅れになっていましたが、無事壁付手摺も取付けることが出来ました。
思ったよりも苦戦していましたね。
ユニットバスの場合、弊社では土間及び基礎の立ち上がり部分に断熱施工を行います。
土間および立ち上がり部分に、厚さ50mmの熱伝導率0.021W/m・kの断熱材を内張りするんです。
そして、ここにユニットバスを設置します。
以前は、束立て方式を採用していました。
でも、断熱材の上に鋼製束を立てる訳にはいきません。
当然、断熱材を切り欠いて鋼製束を立てます。
鋼製束は金属ですから、熱伝導率が大きいんです。
せっかく内断熱にしても、断熱材に穴を明け、そこに熱伝導率の良い束を立てれば『熱橋』になってしまいます。
イラスト左側が従来の施工方法です。
切り欠いた断熱材と鋼製束にウレタンは吹き付けていましたが、コンクリートの熱を全て絶つ事は出来ません。
でも右側のように吊架台を使って縁を切ってしまえば、熱橋は無くなります。
以前に施工した現場の写真を挙げてみました。
ここでは2階に設置したので、1階から覗くことが出来ました。
1階に設置する場合も、同じように吊架台を取付け、その上にユニットバスを載せる工法です。
土台に架台の爪を掛けるために、断熱パネルに穴を明けるのは手間が掛かるんですが、この施工方法であれば基礎断熱部を切り欠く事もないので、気密処理も容易なんです。(ちなみに写真は2階施工なので断熱材もありません。)
壁部分の欠き込みは断熱パネルを貫通する訳ではないので、気密処理に気を使う必要もありません。
以前は、吊架台の高さが合わず苦労していました。
でも最近はバリエーションが増えたのか、さほど苦労しません。
トラックから降ろした荷物を仮置きするスペースも必要だし、現場内で作業するスペースが欲しいと言うので、大工さんには休んで貰う事にしました。
悠々自適とまではいきませんが、他人を気にせずに作業を進めてもらえたと思います。
こちらのお宅でも、断熱浴槽&保温蓋を採用しました。
上の写真が断熱浴槽です。
そして壁に掛けられた段ボール箱の中に保温蓋が入っています。
保温効果の高い浴槽の構造は、魔法瓶の水筒と同じです。
浴槽の中に入っているお湯の温度変化が少なくなるように、浴槽と風呂ふたに断熱材が入っています。
画像のオレンジ部分が断熱材です。
温度低下は4時間で2.5℃ほど。
従来の浴槽では4時間で7℃ほど下がりますが、断熱浴槽&保温蓋は断熱材によってあたたかさをキープしています。
我が家の場合は、こんな感じです。
午後10時頃入浴します。
浴槽内のお湯の温度は39℃に設定しています。
2時間くらいは保温しています。
12時に保温機能OFF、翌朝7時の湯温は大体37℃くらいでしょうか?
休日の日に朝風呂に入ると温かく感じますから、もっと高いのかもしれません。
お風呂のお湯が冷めにくいので、こんなご家族には適しているそうです。
①お風呂に入る人が多く、お風呂を使っている時間が長いご家族
②お風呂に入る人が少ないが、入る時間が空くご家族
③夜や翌朝に入るご家族
反対に、こんなご家族には向きません。
①お風呂に入る人が少なく、お風呂を使っている時間がトータルで2時間以内のご家族
②浴槽にお湯をあまり貯めず、シャワーを使うことが多いご家族
上図を見て貰えばわかりますが、温暖地とは言え、給湯エネルギーって意外と多いんです。
断熱浴槽&保温蓋って、省エネの必須アイテムだと思います。
是非、ご利用ください。
posted by Asset Red
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