窓を開ける?

雨が降ると、窓を開ける事が出来ません。

だってジメジメした空気が入って来るじゃないですか。

でも、換気は絶対必要です。

そもそも換気とは、トイレやお風呂からの排気や窓や給気口からの給気により、建物内の汚染空気と新鮮外気を入れ替えるのが目的です。

ご存知ですか?

私達が口から摂り入れるモノの、およそ57%(約18㎏)は室内空気なんです。

だからこそ、室内空気の質には拘りたいと思います。

先程『汚染空気』と書かせて戴きました。

では空気を汚染している物質って、何だと思いますか?

上表を見ればわかります。

二酸化炭素・一酸化炭素・硫黄酸化物・窒素酸化物・臭気・ホルムアルデヒド・粉塵・真菌・細菌・ダニ、そして水蒸気。

色々な汚染物質が、様々な所で発生しています。

そして、これらが人体に悪影響を与える可能性を否定する事はできません。

これを防ぐには、ひたすら換気に励むしかないんです。

よく「0.5回換気」という言葉を耳にすると思います。

家中の全ての空気を2時間に1回、外気と交換することを言います。

延べ床面積100㎡のお宅の天井高さが2.4mであれば、建物の体積(気積)は100㎡×2.4m=240㎥になります。

これを2時間に1回入れ替える訳ですから、半分の120㎥の空気を1時間で外気と入れ替える必要があります。

でも、この0.5回換気って、あくまでも『ホルムアルデヒド』を対象とした換気量の目安なんです。

だから他の汚染物質の発生量に対して、有効とは限りません。

例えば二酸化炭素濃度に限って言えば、汚染の目安と言われる1000PPMを超える事がしばしばあります。

ちなみに1000PPMは、上図の0.1%に当たります。

そして、これを超えると上図のような症状が現れます。

怖いですよね?

でも、そう広くない寝室で親子3人が寝ていれば、あっと言う間に超えてしまうんです。

ベッドに寝ていれば、二酸化炭素は重いので、すぐに被害に遭うことはありません。

でも布団であれば、早い段階で症状が現れるかも・・・。

そんな時は、換気扇のスイッチを入れる。

換気風量を上げる。

窓を開ける。

などの対策が必要となります。

もしも換気扇が無かったら・・・。

窓を開けるしかないですよね?

でも雨が降っていたら、開けられません。

窓上に庇が無ければ、雨が入ってしまいます。

風があれば、もっと入ってしまうでしょう。

しかも窓開け換気は、2方向開放が有効と言われています。

入口と出口を作らなければ、通風による換気は有効に働きません。

だからこそ、換気扇は必要です。

でも、換気扇が有効に機能している保証はないんですよね・・・。

きちんと機能している事を確認する必要があります。

しかも換気扇って、メンテナンスが重要です。

まめに掃除しなければ、本来の性能を維持することが出来ません。

換気不足の部屋って、カビが生えやすくなるんですよね・・・。

 

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