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『FPの家 K邸』構造現場見学会、無事終了しました。
生憎の天気ではありましたが、ご来場戴いた皆様ありがとうございました。
また、快く会場をお貸し戴いたK様、ありがとうございました。
今回も完全予約制で行いましたが、コロナ禍の為、周辺のお宅を刺激しないようチラシによる告知も一切行いませんでした。
誰も来なかったらどうしよう・・・?
なんて心配もしましたが、無事開催出来て本当に良かったと思います。
こんな感じの現場です。
南側の前面道路に面したウナギの寝床住宅となります。
敷地面積:19.75坪
1階面積:11.84坪
2階面積:12.30坪
3階面積:7.46坪
延床面積:31.60坪ですから、弊社の平均的な建物よりは大きいのかもしれません。
耐震等級3の準耐火建築物となります。
木製玄関ドア&樹脂複層ガラス窓を採用して、UA値:0.34W/㎡・K/ηAC:1.30になりました。
今回は少しだけ、玄関ドアの説明に力を入れてみました。
樹脂窓の説明は、いつも通り・・・。
久し振りに、アンカーボルトや構造金物の断熱補強&気密処理に関する説明にも工夫を加えたんです。
食いつきはまあまあだったと思います。
でも、やっぱり受けたのはコレなんですよね。
ウレタン発泡実験というイベントです。
ウレタンフォームについての説明から、ウレタンフォームを使った断熱方式の説明からスタートします。
そして見どころは、発泡実験です。
こんな模型を作り、ウレタンの原料である2液を目の前で混ぜ合わせ、注ぎ口に注ぐだけの実験なんです。
気中の水蒸気と反応したウレタンが発泡を始め、徐々に上に上がる様を見るだけの楽しいイベントとなります。
でも、気温や湿度でウレタンの発泡具合が変わるので、うまく発泡させるのは至難の技なんです。
混ぜた2液を攪拌し過ぎれば、猛烈な勢いで発泡し、上に明いた穴から吹き出してしまいます。
以前に、吹き出した泡が見学者に掛かったことさえあるんです。
かと言って、びびって攪拌が少ないと、発泡不足で途中で止まってしまいます。
現場発泡ウレタンを行っている職人さんは、これを毎日成功させているんですよね・・・。
本当に頭が下がります。
温湿度を踏まえて、調合比率を変えているのかな?
付着物の温度が低いと、接着不良も起こすんですよね・・・。
なんて話をする事もあります。
そして最後は「失敗したら、ゴメンナサイ。」
「緊張するので、これ以降は無口になる事をご理解ください。」
実験の様子は、動画をご覧ください。
見て貰えばわかりますが、今回は大成功でした。
やはり、この時期は気温・湿度とも高いのでやりやすいですね。
発泡した後にすぐ硬化するから、見学者がうっかり触っても、手や服を汚す心配もないし・・・。
硬化したウレタンを触ってもらうと、また盛り上がるんです。
反応熱が45℃程度になるので、温かさがちょうど良いんです。
「うぉーっ」って感じに盛り上がります。
完成見学会も行う予定です。
その時には、木材の話をしてみようかな?
少し検討してみようと思います。
実験スタッフのF者/O様、お疲れさまでした。
また、お願いします。
posted by Asset Red
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分