ステープル?

うれしい梅雨の中休み。

青空に輝くお天道さまが眩しかったんですが、今はどんよりと曇っています。

雨が降らないだけ、マシなんですよね・・・。

『FPの家 K邸』

ラス網の施工を急いでいます。

軒天周り。

バルコニーのFRP防水取合い部。

サッシ取合い部。

窓周り、等々。

ひと通り、ラス網の仮留めが終わりました。

そして、本締めに掛かります。

写真中央の縦に刺さったモノがステープルです。

ステープルとは、モルタル下地工事においてラス網やフェルトを躯体に留めつける『タッカー針』と呼ばれる接合材のこと。

身近なもので言えば、少し大きなホッチキスの針のようなモノなんです。

でも、ホッチキスのように手で留める訳ではありません。

こんな専用工具を使って留めます。

エアタッカーと言います。

コンプレッサーにホースで繋がっていて、引き金を引けば先端からステープルが飛び出すしくみです。

木造住宅に於けるラス系下地にとって、ステープルは、はく落やひび割れを防ぐのに重要なポイントとなります。

そのポイントは5つです。

①下図の様に、より太いステープル(J線よりM線やT線)の方が、ステープルの表面と躯体との接する面積(摩擦)が増え、抜けづらくなります。

②ステープル自体の体積が大きくなればなる程、腐食するまでに時間がかかり、それだけ長い時間ラス網を保持する事ができます。

③木材へのステープル打込時の保持力は一定に保たれますが、時間経過に伴う木痩せにより保持力が低下する可能性があります。

④木材自体に含まれる水分によって、打ち込んだステープルが腐食してする可能性があります。

⑤ダイバーカットのステープルだと足を広げる様に入って行く為、引き抜き強度が大きくなります。

⑥その反面、NSカットやチゼルポイントに比べて防水紙の針穴を押し広げてしまうことで防水紙の止水性を損なう恐れもあります。

以上の観点から

より線径の太いステープル

より腐食しにくい高品質のステープル

躯体に対して垂直に入っていくステープル

を使用する事が、高品質・高耐久のモルタル下地作りに有効と言われています。

なおニッケン通気ラスの場合、推奨されているステープルは『625-TR』となっています。

こんなステープルです。

線径は1.4mmですから、T型に相当します。

材質は鉄のようですね。

腐食しにくいとは言えません。

ダイバーカットのステープルのようです。

引き抜き強度を優先していると思われます。

3つの条件中、1つしか満たしてないなんて・・・。

でもモルタルはアルカリ性ですから、錆びる心配はそうそうないですよね。

今日1日では、終わりません。

雨が降らなければ、月曜日中には終わるかも・・・。

ラス屋さんの作業の合間をみて、破風板&軒天ボードのシーリング工事も行いました。

マスキング。

そしてシーリング。

塗料の付着性を考え、ウレタンシーリングを採用しています。

乾くまでに時間が掛かりますが、塗装工事までには十分時間があります。

しっかり養生が出来そうです。

 

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