ちょっと遠くまで・・・

今日は日曜日。

現場はお休みです。

でも、現場の話を書きます。

ちょっとだけ、遠くまで足を延ばしてみました。

弊社事務所から、下道で1時間くらい離れた現場です。

実は今から20年前に、以前お世話になっていたビルダーで建てた友人の家なんです。

昨日足場を掛け、明日から屋根を剥がします。

今は既に廃盤となっているニチハのパミールAという彩色スレート系の屋根材です。

以前に電話を戴き、メンテナンスの依頼を受けました。

久し振りの電話でしたが、ビルダーにはメンテナンスを依頼しないと言います。

(何かあったのかな?)

とは思いましたが、聞いてみると特に何もないそうです。

君がいたから、アソコに頼んだだけ。

何かあれば、君にまた頼むよ。

との事。

弊社の施工エリアからは大きく外れますが、友人の家ですし、家づくりのお手伝いも色々とさせて戴きましたから・・・。

当時は、まだまだアスベストを含んだ屋根材が主流でした。

瓦屋根という選択肢もありましたが、耐震性を考慮して比較的軽量なスレート系を選択。

ガルバは意匠的にNGでした。

お世話になっていたビルダーでは、パミールAという屋根材をメインに採用していたんです。

コロニアルとたいして変わりませんが、ゼロアスベストという点だけは評価出来たと思います。

でも、その後の雹被害で評価は一変しました。

一般的なコロニアルと比較して、破損被害が大きかったんです。

雹に当たって割れてしまったというクレームが続出しました。

層間剥離 パミール

ずいぶん前から、経年劣化が酷すぎると問題にもなっていました。

写真のような『層間剥離』が問題になっているんだとか。

屋根のメンテナンスを相談された際に、真っ先に頭を過ったのが、この点でした。

たぶん、割れているんだろうなぁー。

さいわい雨漏りは、無いそうです。

でも、20年間ノーメンテナンスだった訳で・・・。

屋根を見るのが怖い気もします。

足場に上って、愕然としました。

コロニアルとは思えません。

アスファルトシングルと見まごうばかりです。

比較的マシなモノであっても、写真のように完全に層間剥離しています。

それでも南側の屋根は、まだマシでした。

北側の屋根は、もっと酷いんです。

藻も、見事に繁殖しています。

これで、雨漏りしてないの

本当

スッキリとした切妻である事。

屋根勾配が6寸である事。

この2点が、幸いしたのかも知れません。

特に下葺き材には配慮しなかったと思います。

屋根材を剥がすのも、苦労しそうですね。

たぶん、ボロボロと崩れてしまうでしょう。

怖い・・・。

野地合板、大丈夫かな

足場に上がったついでに、サイディングも確認してみました。

 

20年経過している割にはきれいなんです。

目だった退色やチョーキングもありません。

でも、そろそろメンテナンスの時期ですよね。

当然、シーリングが切れています。

「足場を掛けるなら、一緒にやった方が良いよ。」

そう、アドバイスさせて戴きました。

でも、生憎予算が無いそうです。

だったら、せめてシーリングだけでも・・・。

概算金額を伝えると、なんとか工面するとの事。

後は天気ですね。

明日の天気も、なんか怪しいし・・・。

屋根を剥がしたら、下葺き材の様子もみたいと思います。

下葺き材の交換は、行う予定です。

でも・・・。

まさか、野地合板腐ってないよね?

続編をお楽しみに・・・。

 

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