blog
今回は、食品ロスについて書きたいと思います。
農林水産省と環境省が2020年4月に公表した、食品ロス2017年度推計量の話です。
ここでは、本来は食べることが出来るのに廃棄されてしまう食品=食品ロスと定義されています。
事業系食品ロスは328万トン。
(食品製造業:121万トン/食品卸売業:16万トン/食品小売業:64万トン/外食産業:127万トン)
一方、家庭系食品ロスは284万トンで合計612万トンでした。
これは全国民ひとりひとりが、毎日茶碗一杯分の白米を1年間捨て続けた量に相当します。
これでも前年度比5%減、31万トンも減っていると云うんですから驚きです。
国連で採択された『SDGs(持続可能な開発目標)』にも、食品ロスについては盛り込まれています。
日本が掲げている目標は、事業系の食品ロスを2030年度までに2000年度比で50%とする事。
家庭系でも第4次循環型社会形成推進基本計画で、同様の目標を掲げています。
2019年10月には、食品ロス削減推進法も施工されました。
また政府は食品ロスを減らす為に各人が削減意識を持つことが重要と考えていて、賞味期限の近い商品から購入する事や、外食の際には食べ切れる量だけ注文するなどの行動を呼びかけています。
なんとも身につまされる問題です。
我が家でも、娘が時々食事を残すことがあります。
叱りつつ、妻と私で食べるようにしていますが、食べ切れる量を事前に判断するのって難しいですよね。
少なめに盛って、足りなければおかわりするのが良いかもしれません。
器も極力減らして、ワンプレートに出来れば、そうしています。
汚れたお皿が少なくなれば、洗剤の使用量も減り、河川や海の汚染を減らすことが出来ます。
コロナ禍にあっては、大皿に盛って箸で取るのはNGです。
早く収束して、大皿を箸でつつく生活が戻ることを願います。
「おかわり!」という元気な声。
そして、大皿を囲む笑顔。
当然、家族揃っての食事です。
その後、続けて風呂に入り、早々に寝室に向かいます。
「おやすみなさい。」
これって、昔見たホームドラマのワンシーンですよね。
家族が揃って団欒すると、光熱費が少なくなります。
続けて入り、すぐに給湯器の火を消すことで、お風呂の光熱費も少なくなります。
食事だって、温め直せば余計な光熱費が掛かるんです。
結局、昔の『仲睦まじい家庭』こそが、食品ロスを防ぎ地球環境の悪化を抑制することに繫がるのかもしれません。
posted by Asset Red
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分