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アセットフォーのブロンズウィーク最終日。
クロアリ対策について書かせて戴いています。
その4回目は、クロアリ対策のまとめです。
今までの3回で、市販薬剤によるクロアリの駆除・防除方法を挙げてみました。
ポイントは、巣の場所が特定できているかどうかだと思います。
イラストを見て貰えれば、わかりやすいでしょう。
市販薬剤を状況に応じて適切に使い分けることが出来れば、お金を掛けずに簡単な方法でクロアリ対策を行うことが出来ます。
ついつい安易にエアゾールを使いがちですが、エアゾールはあくまでも対処療法に過ぎません。
エアゾールは確かにクロアリに対して有効です。
でも、その毒性は少なからず人体にも悪影響を及ぼします。
それを常に頭の隅に置きながら、『賢い使い分け』を意識するようにしてください。
クロアリもシロアリ同様に『元から絶たなきゃダメ』なんです。
化学物質由来ではなく、自然由来の駆除・防除用薬剤もあるようです。
こうしたモノの情報を集め、より健康に配慮した対策を、より早期に行うようにしましょう!
最後にひとつだけ、ためになるお話を・・・。
シロアリの天敵をご存知でしょうか?
蛋白質が豊富なシロアリは、中型以上の昆虫やスズメ・ツバメなどの鳥類、蜘蛛などの餌として好まれています。
他にも、モグラ・クモ・カエルなどが天敵になります。
さらには肉食である黒アリにも好まれていて、見渡せば回りには外敵だらけ・・・。
なんだかかわいそうです。
同類としてみなされやすいクロアリが好んでシロアリを捕食しているなんて、なんか意外です。
でもクロアリはハチ目です。
シロアリとは全く別物なんです。
クロアリに囲まれたシロアリは、ほぼ確実に捕食されるそうです。
その個体数を減らさないために女王アリは、数百以上の卵を産み続けます。
そして、一番の捕食者がクロアリです。
何故なら、営巣する場所が近いから。
シロアリにも兵アリがいますが、実際には肉食であるクロアリにほとんど勝てません。
クロアリに襲撃されたシロアリは、戦うというよりは巣を封鎖して入り込ませないようにするのが精一杯だったりします。
でも「天敵である黒アリが出るから安心!」なんて思ったら、大間違い。
シロアリって、想像以上に沢山生息しているんです。
人目につかない湿った木の中や穴の中に営巣をするため、見つかりません。
女王アリが大量の卵を産むことも、今までシロアリが生存できた理由のひとつでしょう。
シロアリの女王アリは産卵に特化した形態になっており、腹部が大きく肥大しています。
そして、たった一日で、約一万個もの卵を産み付けるんです。
しかもシロアリの卵は約1ヶ月で孵化します。
これを女王アリは、毎日産卵します。
おまけに女王アリの寿命は約10年と非常に長いんです。
種類によっては1つの巣に約100万匹以上もの個体が住んでいることさえあるそうです。
このように繁殖力の非常に強いシロアリは、飛び立った羽アリがほんの少しだけ生き延びれば十分なんです。
たとえ羽アリの大半が天敵に食べられてしまっても、その中のひとつが巣を作ってくれれば・・・。
そこから爆発的に個体数を増やすことができるんです。
クロアリも怖いけど、やっぱりシロアリって怖いですよね。
posted by Hoppy Red
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