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世間様はまだ4連休の
真っ最中ですが、弊社のブロンズウィークは昨日で終了です。
近場出掛けようかとも考えましたが、諦めました。
結局、4日間ほぼ引き籠りです。
その間、コロナのニュースばかりで辟易‼️
もうウンザリって感じです。
長雨にもウンザリですけど・・・。
そろそろ、明るい話題が欲しいですね。
そう言えば、今朝の電車は少しだけ空いていました。
この位かなぁー?
連休中は、ニギハヤヒと『先代旧事本記』物部氏の祖神という本を読んでいました。
中々読み堪えのある本でしたよ。
皆さんは『五十猛命』という神様をご存知でしょうか?
建速須佐之男命と櫛名田比売命の御子。
大屋津姫命・抓津姫命の兄神。
速須佐之男命は追放された後に、その御子である五十猛神を伴って新羅の曾戸茂梨に渡りました。
しかしこの地に住むことを嫌い、 埴土の舟に乗って出雲国簸の川上にある鳥上の峯に到り、そこで八俣大蛇を斬って神剣を得ます。
ここまでは、割と有名な話ですよね。
五十猛神は新羅に渡る際に、多くの樹木の種を持って降られたそうです。
でも、それを韓国には植えず、 すべて我が国土に植えたんです。
だから大八洲(日本)はどこも青々と繁茂した山々をみることができたといわれ、木の神・有功之神とも呼ばれています。
この時、五十猛神は80種の樹木を我が国にもたらしたと言われています。
照葉樹は既に生えていた筈なので、針葉樹および穀物の種子などをもたらしたのではないかと考えられているそうです。
日本人に最も馴染みのある針葉樹と言えば、杉と檜です。
本来は亜寒帯に森林を形成する樹種であり、温帯域の日本列島に生育するものではありません。
しかし古くから人口的に植林が行われ、吉野杉や屋久杉、木曽檜など各地に定着しています。
その結果、現在では杉は日本の固有種とされ、檜は日本と台湾の固有種とされています。
本来亜寒帯の樹種である以上、古代に於いて誰かが持ち込まなければ、日本の国土にこれらの樹木が繁茂するとは考えにくいですよね・・・。
そして植林された針葉樹が材木として重用され、その後の日本史に直結しています。
ロマンのある話だと思いませんか?
五十猛神って、日本の原風景をもたらしてくれた根源的な神様なんですね。
その割に、それほど有名ではありません。
私自身、スサノオのおかげだと思っていましたし・・・。
良い本に巡りあう事が出来て、良かったと思います。
posted by Asset Red
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