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ようやく雨が止みました。
でも、梅雨明けは遠そうです・・・。
板橋区蓮根2丁目に建つ『FPの家 K邸』
バタバタと外部工事を進めます。
左官下地の上に塗るのは、スイス漆喰『カルクファサード』です。
清水を加え、しっかりと攪拌。
鏝を使って、ミネラル下地材に擦り付けます。
でも、ここまでは先日までの写真です。
ジャーン
雨の合間を縫って、スイス漆喰の施工は完了しました。
玄関の様子です。
近くから見ると
こんな感じです。
なかなか良い雰囲気出してるでしょ?
既に養生期間も終えていて、今日は空調業者や電気業者による設備の取付も行われています。
外部照明
エアコン配管
換気設備
足場がある間にやっておきたい作業って、結構あるんです。
上を見れば、塗装業者が軒裏・破風板の塗装をしています。
「雨が止んでいるうちに、やっちゃわないとね!」
みんな、一生懸命に作業をしています。
でも、午後から降るかもしれないんですよね・・・。
紙クロス工事も既に終わっているので、室内の作業も平行しています。
階段室の壁付照明
和室の天井付照明
洋室の天井付照明
ダウンライトだってあります。
自然給気口
天井排気口
24時間換気システムのコントローラーも設置完了です。
今回は、セントラル第3種換気を採用しています。
実は、悩んでるんですよね・・・。
コロナ禍以前の必要換気回数は0.5回/hでした。
このお宅であれば、125.59㎥/hの換気量が必要となります。
でもコロナ禍の現在、厚生労働省が推奨する必要換気回数は2.0回/hです。
推奨値ですから、厳守する必要はありません。
でも守れるものなら、守りたいですよね。
そのためには、502.36㎥/hの換気量が必要となります。
設計換気量の実に4倍です。
でも、換気本体の風量は160~490㎥/hです。
しかも、自然給気口は8個しか設置していません。
1個当たり30㎥/hとすれば、240㎥/hが限界です。
雨や視線が気にならない窓を少し開け、最大風量で回しても、全然足りないんです。
ダクトの圧損等を踏まえた計算によれば、最大風量は386.03㎥/hしかありません。
ちなみに、レンジフードを常時換気モードにした時の換気量は135㎥/hです。
これを加算すれば、521.03㎥/h。
おっ、なんとか間に合うぞ・・・。
ちなみに、この時の消費電力は3.6Wh+70.42Wh=74.02Whとなります。
弱運転時で180㎥/h。
中運転で300㎥/h。
強運転時で420㎥/h。
ですから、弱運転をして換気システムの風量を『6.5』にしても間に合います。
この時の合計風量は502.48㎥、消費電力は50.26Wh。
中運転であれば、換気システムの風量は『3.5』になります。
この時の合計風量は521.73㎥、消費電力は25.51Wh。
強運転であれば、換気システムの風量は『1.0』になります。
この時の合計風量は532.18㎥、消費電力は27.31Wh。
消費電力で言えば、中運転+風量『3.5』が良さそうですね。
運転音的にも、この方が良さそうです。
換気回数2.0回/hって、かなり厳しいですよね。
第3種換気であれば、冷暖房負荷だって、かなり変わります。
細かく計算していませんが、60,000円/年くらい余計にかかるでしょう。
従来の0.5回/h換気であれば、全然問題無いんです。
でも、2.0回/h換気をクリアしようとすれば・・・。
熱交換換気であれば、それほど問題になりません。
益々、熱交換換気の必要性が高まって来ました。
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