東京都の21世紀の気候

梅雨、明けましておめでとうございます

本当に良かった。

今年の梅雨は、本当に長かったですよね。

現場を預かる身としては、外部作業の進捗が気になって気になって・・・。

数十年に一度の○○という表現も、すっかり当たり前の昨今ですが、先日発表された資料は流石に「マズイな」と感じました。

コレです。

東京都の21世紀の気候と題されたリーフレット。

東京管区気象台が作成しています。

以下、リーフレット冒頭を抜粋・転載しました。

このリーフレットには、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出削減対策が今後ほとんど進まず、地球温暖化が最も進行する場合を想定して21世紀末の東京都の気候を予測した結果を掲載しています。

予測に際しては、国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」が2013年に公表した第5次評価報告書で採用した4つの温室効果ガス排出シナリオの中で最も排出量の多い「RCP8.5シナリオ」に基づいて、気候予測モデルを用いたコンピュータシミュレーションを実施しました。

東京都では、平均気温が100年で4℃上昇するかもしれません。

そして、滝のように降る雨が100年で2倍になるそうです。

これも地球温暖化の影響ですよね。

今朝聞いたラジオでも、コメンテーターが言っていました。

海水の温度が2℃上昇している。

お風呂を思い浮かべてください。

夜沸かした残り湯が、朝になっても暖かくてびっくりした事ないですか

水って、暖まりにくく冷めにくいんです。

地球の70%あまりを占める海が2℃も上昇するって、どんだけ気温が上がってるんだろう

びっくりしますよね。

しかも、一旦上がった海水温度は中々下がりません。

そして、膨大な量の水蒸気を供給し続けます。

同じ場所で強烈な水蒸気を放出し続ければ、線状降水帯がアチコチで発生します。

そして、至る所で降雨災害が発生するでしょう。

数十年に一度の災害が、毎年アチコチで起こるという現実は、私達が招いた悲劇の一部です。

これを冷静に受け止め、しっかりと確実に対応する覚悟を決めるべきでは

そのために私が出来る事は、省エネ性の高い家しか作らないことだと思います。

そして災害に強い家しか作らない事。

壊れない、劣化しない、エネルギーを無駄に消費しない家は、地球環境に優しいんです。

逆にそうでない家は、地球環境を劣化させる家になります。

こうした事実を、啓蒙する事も重要なんですよね。

気が付かない、知らない人達が大勢いるんですよね。

知っているのに知らんぷりをしている人だって、大勢います。

間違った情報を発信し、間違った方向に導こうとする人さえいます。

私達の行った間違いのツケを子供達に引継ぎたくはありません。

私達の世代で、キッチリと片をつけたいんですよね・・・。

それが大人のけじめだと思います。

 

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